【風佳】枇杷の月のご挨拶

若葉がだんだん色濃くなり、早くも夏日がチラホラとお目見えするこの頃ですが、皆さま、お元気にお過ごしでしょうか。

５月の爽やかな風に乗って風佳にお越しくださった皆さまには、あらためて御礼申し上げます。

６月。いよいよ田んぼにも水が入り、田植えの季節となりました。
日本では唯一の祝日のない月ですが、上手に心と体を休めながら、元気に顔晴り（がんばり）ましょう！

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さて、「旬」シリーズ。
６月は旬の果実「枇杷（びわ）」についてお伝えしようと思います。（「浄土寶歴2016」参照）

枇杷は、楽器の琵琶に似ているからビワと名がつけられたといいます。
楽器の琵琶が枇杷に似ているからじゃないんですね。楽器の方が古いことに驚きです。

枇杷はバラ科の常緑高木およびその果実をいい、中国西南部が原産地です。
日本には古くから伝わり、長崎・千葉・愛媛・鹿児島など温暖な地で栽培されています。

果肉は甘く生食されるほか、缶詰などに加工され、またゼリーなどの菓子やジャム等にも加工されています。
βカロチンやビタミンC、クエン酸、ビタミンB群、ミネラルといった栄養素が豊富に含まれています。
βクリプトキサンチンを多く含んでいることから呼吸器系統を守る働きもあります。

また、枇杷の葉は古くから家庭での民間療法で人気の植物です。
葉には、せき止めや去痰、腸の働きを整える作用から腸炎などの効能があると言われています。

関節炎、神経痛、皮膚炎、腫れ物、熱病、利尿などにも効果があると言われ、
枇杷の葉をお風呂に入れて入浴するとあせもやかぶれ、アトピー性皮膚炎にも効果をあらわします。

身近な植物の力を見直したいものですね。

いよいよ梅雨の声も聞こえ始めます。
雨はうっとうしいという方もいらっしゃいますが、お肌の湿度を保つにはステキな季節でもあります。

紫外線対策も大切にしつつ、栄養のある食べ物で、夏に向けて体力をつけてまいりましょう！
また皆さまにお目にかかれます日を心待ちにしています！

◆追伸◆
このたび、書籍『たくさんの“私” 一歩を踏み出す勇気』が出版されました。
「今よりもっと良くなりたい！」そう思う方の背中を押せる本であることを祈りつつ書きました。

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また皆さまにお目にかかれます日を心待ちにしています！

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麻野由佳（yuka-asano@mui.biglobe.ne.jp）
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