第三章 武器屋トルネコ
エンドールからはるか北にある町、レイクバナに住むトルネコ。
今は勤め人だが、いずれ世界一の武器屋になるのが夢だ。
・レイクバナ
トルネコは武器屋で店番として働いている。
店のカウンターに立って、適当にはいはい言ってれば問題ない。適当すぎるｗ
給料は歩合制らしいので、長く店番をすればそれなりにお金をもらえるっぽい。
ちなみにこの店番を１〜２時間ぶっ通しでやると、店に「破邪の剣」を売りに来る人が現れる。
これを買い取ると、店の品揃えに実際に破邪の剣が置かれる。
これを売らずに店番を終了すると、後で自分で買うことができる。
というウラワザみたいなことができるのだが、最初に言ったとおり、今回はやらないのであしからず。
店番をしても話が進まないので、情報収集。
宿屋の主人から、北の洞窟に鉄の金庫があるという噂を聞く。
モンスターと戦って全滅しても、所持金が半分にならない保険アイテムだ。
実は、三章で取らずに進めると、五章で入手することができる。
が、今回は普通にトルネコで取りにいくことにした。
ただ、トルネコの初期装備は布の服だけで武器すら持っていない。
さすがにこれで外には出られないので、せめて武器を買うお金だけは店番で稼ぐことにした。
何とか１００Ｇだけ稼いで、銅の剣を購入。ひとまずこれでレベル上げに出発だ。
レイクバナの自宅に帰ると、無料で泊まれる上に「おべんとう」ももらえる。
お弁当は薬草代わりになるが、すでに持っていると貰えないらしい。
売ってもいいが７Ｇなので、回復として使って戦闘したほうが結果的に儲かる。
あと、三章の特徴なのか、敵がよくアイテムを落とすので便利。
レベル２になった頃、いきなり鎖鎌を拾ったので持ち替え。
その後も順調に装備を整え、革の盾、革の帽子、鎖帷子を購入。
さらに木の帽子を拾ったので入れ替え。ここでは買えない防具なので有難い。
青銅の鎧も売っているのだが、７００Ｇなので今回は見送り。
レベルも５になって、何とか北の洞窟に踏み込めるのではないかと思う。
・北の洞窟（到達レベル５）
内部はいくつかの仕掛けがあり、凝ったダンジョンだ。
戦闘は装備とレベルが充実しているおかげで何ともない。
ただ、最下層にある鉄の金庫はとんでもないトラップが待っていた。
準備なしに宝箱を開けて鉄の金庫を取ってしまうと、扉が閉まって出られなくなるのである。
宝箱が扉を開くスイッチを押していて、代わりにスイッチを押すものが必要なのだ。
自分で押しても開くが、もちろん外には出られない。
通路に岩があって押せるので、それを持ってくるのだが、後の祭り。
金庫を捨てればいいかと思ったけど、貴重品扱いで捨てることはできなかった。
周囲をうろついてみたが、エンカウントも一切なし。戦闘で死ぬこともできない。完全なハマリ状態で詰みである。
まさかドラクエ４でこんな酷いトラップが用意されていようとは・・・泣く泣くリセットである。
２度目に挑戦したら、道中で一度も戦闘にならなかった。
鉄の金庫を取って帰り際、出口付近で一回戦っただけである。
うーん、もしかして最下層でもエンカウントあったのかな？
戦闘なくなるバグでもあったのか、たまたま出てこなかったのか。なんだか釈然としないが突破した。
しかし、装備品４つに鉄の金庫で、トルネコの道具枠が３つしか空かないのはキツそうだなぁ。
・キツネの村（到達レベル５）
レイクバナを南に行くと、小さな村を発見する。
この周辺には狐が出て人を化かすらしい。
ドン・ガアデという建築家が、この村の娘に惚れられて結婚すると言っている。
しかしその娘は「こんこんこん」と胡散臭い台詞。
道具屋で薬草と鋼の剣を売っているが、剣の値段が１０Ｇ。胡散臭すぎるｗ
いちおう鋼の剣を買いつつ話を聞いて回る。
村長が「泊まっていかれては」と言うので一泊。
目が覚めると村はなく、誰一人いない状態。鋼の剣も檜の棒になっていた。化かされたわけである。
しかしドン・ガアデさんも狐だったのかな。あるいは取りつかれてしまったとか。恐ろしい。
・ボンモールの城（到達レベル５）
キツネの村をさらに南へ行くと、ボンモールの城にたどり着いた。
ここから南へ行けばエンドールだが、橋が壊れて渡れない。
建築家ドン・ガアデならすぐ直せるそうだ。
王様はエンドールに攻め込む気らしく、橋を直せるドン・ガアデを探している。
ううむ、エンドールには行きたいが、戦争の手助けをするようで気が進まないなぁ。
この城にはトムじいさんの息子が捕まっている。けちな盗みを働いたらしい。
こっそり会いに行くと、心を入れ替えるからキメラの翼を買って来てほしいと頼まれる。
天井のあるところでは使えないのになぁ、と思いつつも買って来てやると、見事に脱獄した。
・・・これ、トルネコも罪に問われるよね？ｗ
まあ、罪を憎んで人を憎まず、でいいのかな。
とにかくキツネの村のドン・ガアデを助け出さなくては話が進まない。
キツネを倒すには犬がいい、と宿のじいさんが教えてくれた。
犬といえば、トムじいさんの家にいたな。息子にしか懐かないとかいう。
さっそく脱獄のお礼を貰いに行くとしようｗ
レイクバナに戻り、トムの息子に話をすると、快く犬を貸してくれた。
愛犬を連れて、いざキツネ狩り。
キツネの村にたどり着くと、犬が走り出して村長のところへ特攻。
神通力が乱れ、村は消え去った。キツネが許しを請うので許してやると、お礼に鋼の鎧をくれた。
さらに、呆然とするドン・ガアデは、村でのことを忘れたかのようにボンモールへ飛んでいった。
キツネを退治しても犬はそのままついてきたので、一旦レイクバナへ。
息子に話しかけ、犬のトーマスをお返しした。
すっかり忘れていたが、夜に武器屋の裏で、と言っていた王子を思い出した。
行ってみると、エンドールの姫に手紙を渡して欲しいという。
手紙を見ると、エンドールの姫モニカへの恋文と、戦争の危機を知らせるものだった。
国王に話をすると、ドン・ガアデが即行で橋を直してくれたと喜んでいた。
こちらもうかうかしてはいられない。王子の手紙を持って出発した。
・エンドール城（到達レベル６）
いよいよ店を売りたがっている人がいるというエンドールにやってきた。
その老人は、隠居したいので、王様に商売の許可を貰ってなおかつお金のある人はいないかとぼやいている。
商売には許可がいるのか。さっそく王様に会いに行くと、考えておくとの返事。
もう一つの用事である手紙を姫に渡すと、話を聞いた王様がボンモール王に手紙を書く。
読んでみると、モニカ姫をニック王子と結婚させたい、という内容だった。
武術大会の失敗から、ちゃんと姫のことを考えているようである。
ボンモールに戻り、王様に手紙を読んであげると、大喜び。
ニック王子がモニカ姫と結婚すれば、いずれエンドールもニックがまとめることになるということらしい。
そうなる、のかな？
再びエンドールに戻って王様に会うと、褒められて店を出す許可をもらえた。めでたしめでたし。
さっそく老人に話を聞きに行くと、店を３５０００Ｇで売るという。大金すぎてとても払えない。
町で情報を集めると、どうやら銀の女神像という宝がどこかにあるらしい。
そして町の金持ちが、いくら出してもいいからそれが欲しいと呟いている。
次はこれを探せということか。どこにあるか、という話までは聞けなかった。
キツネからお礼にもらった鋼の鎧は装備できないので、売り払ってお金に。
その予算で防具を整え、鉄の前掛け１５００と鉄の盾６５０を購入。武器までは買えなかった。
とりあえず金貯めも兼ねてぶらりと周辺を歩くことにした。
北西にある、サントハイムへの祠は、兵士に止められて進めなかった。
帰り際、キラースコップに遭遇。倒すと、鋼の剣を拾った。ナイス！
トルネコは装備できないが、換金して正義のそろばん１６００を入手。現時点での最強装備だ。
夜になったので城へ戻ると、新たな情報が。銀の女神像は洞窟にあるらしい。
カジノに行くと、カジノ自体は休みだが、武術大会の噂を聞いたライアンと会える。
特にイベントはないが、何となく嬉しいよね、こういうの。
さっそく洞窟へ出発したいが、その前に戦力増強。
エンドールには、兵士と詩人がそれぞれ５日契約で傭兵をしている。
兵士が４００Ｇ、詩人が６００Ｇで、一時的に仲間になってくれる。
鋼の剣２本目を拾って懐も暖かいので、二人を雇って出発することにした。
詩人はロレンス、兵士はスコットという名前だ。
・東の地下道（到達レベル６）
エンドールのすぐ東に、大きな入口のダンジョンがある。
ここはすぐ行き止まりで、老人が一人で住んでいる。
どうやら港町までの地下道を掘って、船を手に入れて宝探しをする夢があったらしい。
しかしお金が底をつき、老齢になったため夢を引き継いでほしいと頼まれる。
工事費用６００００Ｇが必要だが、引き受けると、まずは店を持てといわれる。
待っててくださいよ。
・女神像の洞窟（到達レベル６）
ここはかなり面倒な洞窟。浸水していて、船を使いつつ洞窟内を移動する。
仕組み自体はそれほど大変ではないが、やはり戦闘が厳しい。
スコットとロレンスはＮＰＣで戦闘中は勝手に行動するが、ロレンスが呪文を連発する。
貴重なホイミを使えるのだが、ギラやラリホーを使いまくるので、思った以上にホイミを使わないのだ。
１回目の挑戦は船で下層に落ちてから出口までの道のり確認でＭＰが尽きて帰宅。
２回目の挑戦で、ＭＰが切れつつも踏破し、銀の女神像を入手することができた。
終わった頃にはレベル１０になっていた。激しい戦いであった。
何とか死者を出さずに帰ってこれたのが幸運だった。
エンドールに銀の女神像を持ち帰り、金持ちじいさんに売りつける。
２５０００Ｇもらえたので所持金を確認すると、現在３２０００ほど。
足りない分が多いので、大事に持ち帰った鋼の剣１本を売り、あとは何とかモンスターで金稼ぎ。
いよいよ店を買い取った！
店に家族を呼んだ。嫁のネネは店番をしてくれるので、拾ったアイテムを渡せば、普通に売るよりいい値段で売却してくれる。
王様に報告しに行くと、さっそく注文してくれる。
鋼の剣７本と、鉄の鎧７着を城に納めてほしいという注文で、代金は６００００Ｇ。
これがあれば地下道建設に協力できる。
ちなみに剣と鎧は、買ってもいいし拾ってもいいらしい。さあ稼ぎタイムだ！
基本的には敵がアイテムを落とすことに期待するので、仲間はなしで、城の周辺をうろつくだけ。
目的のもの以外はネネに渡して現金化し、剣や鎧を買う資金にあてる。
何故か、鉄の鎧のほうが出にくかったので、鉄の鎧は３つほど買い、鋼の剣は１つ買うだけで済んだ。
だいたい１時間半くらいで任務完了。約束の６万Ｇをもらった。
お金を持って地下道の老人に会い、工事を再開してもらう。
完成したら店に呼びに行くというので店に戻ったら、たまにはカジノで遊んでおいでとネネに甘やかされる。
仕事熱心だし熱愛だし、いい嫁さんだわ・・・
でも別にカジノ好きじゃないので、適当にカジノの人に話を聞いて店に戻る。
ネネに話をすると、地下道が開通したとの報せがあった。
旅に出るというトルネコを、いつまでも待っていると送り出してくれるネネ。マジ良妻賢母。
地下道を抜けて、トルネコは伝説の武器や宝物を探しに出るのだった。
第三章 完
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