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2016年05月30日06:05

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オバマ大統領の謝罪表明に及び腰の日本。

私自身の心に響いた言葉。



それは、元広島市長の平岡敬氏(88)の言葉です。



オバマ大統領は再び 「核兵器のない世界」 に言及したが、手放しで喜んではいけない。
米国が「原爆投下は正しかった」という姿勢を崩していないからだ。
原爆投下を正当化する限り、「核兵器をまた使ってもいい」となりかねない。
「私たちは広島の原爆慰霊塔の前で 「過ちは繰り返さしませぬ」 と誓ってきた。
原爆を使った過ちを認めないなら、何をしに来たのかと言いたい。




「過ちを認めないのなら、何をしに広島に来たのか」
http://d.hatena.ne.jp/news-worker/20160528/1464419085




<米大統領広島訪問>平岡・元広島市長「何をしに来たのか」
https://www.youtube.com/watch?v=APILy5cK1K4





オリバー・ストーン監督ら「被爆者と面会を」 公開書簡
https://www.youtube.com/watch?v=2vc2bH0IPC0






上記のような元・広島市長の明確な「基本姿勢を忘れるな」というメッセージに対して、現在の被爆者の代表は、「今後につなげる」とオバマ大統領の訪日を歓迎している。




日本被団協 坪井表委員「今後につなげること大切」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160527/k10010537671000.html

日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の坪井直代表委員は、オバマ大統領の訪問後、広島市で記者会見しました。
この中で、坪井さんは「オバマ大統領と会話することは現場で直前に知らされ、驚いた。私がはじめに『原爆投下は人類にとって不幸な出来事だった』と伝えると、オバマ大統領は私の手を力強く握ってくれた」と述べました。そして、「オバマ大統領との会話に、ことばはほとんど必要なかった。通訳を介さなくても表情を見れば心が通じたし、私の話を聞いている間、私の手を握る力がどんどん強くなっていくのを感じた。彼は人の心を思いやることができる人物だと思う」と話しました。
さらに、坪井さんは「今回の訪問を今後につなげることが大切だと思う。オバマ大統領には『核兵器の削減ではなく、ゼロにするという目標に向かってともに頑張りましょう』と伝えた」と話しました。
その一方で、坪井さんは「オバマ大統領が原爆資料館を見学した時間が15分ほどと短かったことは残念だった」とも述べ、「大統領を退任しても、時々広島にやってきて被爆者の話を聞いてほしい」と述べ、再び広島を訪問することに期待する考えを示しました。
以下割愛します。




オバマ大統領の広島スピーチ全文 「核保有国は、恐怖の論理から逃れるべきだ」
http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/27/obama-begins-visit-to-hiroshima_n_10160172.html
https://newspicks.com/news/1577129/
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1992610.html




これに対して、海外での反応は?




なぜ日本は、米国に原爆投下に対する謝罪を求めないのか?

続きを読む
http://jp.sputniknews.com/japan/20150803/690527.html#ixzz4A4wzaJNY




このサイトが伝える最も重要なことは、以下の通りです。

内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した資料によれば、2009年オバマ大統領は、広島を訪れ、日本国民に公式的に謝罪するつもりだった。この件についてオバマ大統領は、電話で藪中三十二(やぶなか みとじ)外務事務次官〈当時〉と討議した。それ以外に、当時のヒラリー国務長官の指示で米国は、日本に公式書簡を送り、その中で、原爆投下に対しオバマ大統領が謝罪する意向を伝えた。しかし、それに対し薮中外務事務次官は「そうした行為は時期尚早だ」として米国側の謝罪の考えを断念させた。薮中氏の意見によれば、広島の平和式典にオバマ大統領が出席し、米国人によるあの野蛮な行為を日本人に改めて思い出させることは、米国との軍事同盟に反対する勢力の手に切り札を与えてしまう恐れがある、との事だった。現在安倍首相は、日本の安全の重要な保証国として米国との同盟の強化に期待をかけている。それゆえ、米国が原爆投下について日本に公式に謝罪するという問題が、近い将来、提起される事はないだろうと思われる。

続きを読む http://jp.sputniknews.com/japan/20150803/690527.html#ixzz4A4xblRN6





国と国との間で、加害国が過去の過ちを謝罪し、被害国がそれを暖かく受け入れて赦す。このセレモニーには、重要な目的があります。
それは、被害者意識や加害者意識が織りなす屈折した心が、わだかまりや葛藤を呼び、精神的自由を毀損し阻むことです。
2009年にオバマ大統領が発案し、「謝罪をする用意がある」との懸案に、日本側が「時期尚早」との返答を伝えたことは、非常に残念であると思います。これは、日本人として被害者意識を乗り越えていく勇気がなかったと判断されるべきことだと思います。
《米国を加害国と表現した真意は、非戦闘員である一般市民を原爆によって大量殺人したこの一点に対して申し上げています》





但し、被爆者の代表である坪井氏が「今後に繋げることが大切」と、好意的に受け止めて下さった事は、非常に有意義であると思います。
また、元・広島市長の平岡敬氏のところには、上記の2009年の段階でオバマ大統領側から「謝罪」の申し出があったことが、伝わっていないのではないか?と思います。もし、この事実が元・広島市長の平岡氏に伝わっていたとしたら、今回のオバマ大統領の広島訪問への感想は、もう少し異なっていたのではないかと思います。




そして、一番肝心な事を最後に申し上げます。オバマ大統領の「核なき世界の実現」に向けた取組は、声を上げども現実は後退しているのでは?と懸念します。
それは、アメリカの核兵器在庫の老朽化対応が、核兵器の廃棄に向かうのではなく、1兆ドルも掛けて新核兵器に更新される計画がある事です。
大統領が口にする事が実行されてないじゃないか?!との懸念に、注視して必要とあれば、「嘘つきか?」と表明する勇気を持ちたいです。

オバマが目論む核戦力更新計画 - 岡崎研究所
http://blogos.com/article/166343/

「核態勢の見直し(NPR)」・新START条約で核廃絶は近づいたか
──複雑な批准問題
http://kakujoho.net/us/npr_ev.html


以上です。

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