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2016年05月25日21:00

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久しぶりにTRPGのレビューとかしてみよう

 というかそもそも日記そのものが久しぶり状態なのはおいといて。

 そういえば最近新しいシステム買ってない(※1)気がするなぁ、と思っていたところ、今年は2つほど手を出せたので、真に今年のゲームである(※2)ところの「常世なんちゃら譚ドラクルージュ」ってゲームの紹介とか。ちなみにまだ遊べてない段階でのレビューなので頑張っていい話にしようと努力してみる次第(※3)。

※1 もちろん未検証。
※2 もうひとつは「神話創世RPGアマデウス」。いわゆる英雄転生モノっぽい現代異能バトルのバリエーションなのですが、冒企らしくさっくり遊べてたまに事故も楽しめる類のいいゲーム。ただ残念ながら出版自体は昨年の末なので厳密には今年のゲームじゃなかったり。
※3 遊んでないゲームを適当にこき下ろすのは大変ラクな作業ですよね。

 正式には「常世国騎士譚ドラクルージュ」といいまして、世界を絶望に堕とす(ここ重要)太陽を神祖ドラクルが討伐し、常に天空に紅い月(神祖の化身だそうな)が輝くようになった近未来・・・じゃなくてファンタジー世界が舞台。PCはそんな世界で優雅な妄想に浸って潤ったり渇いたりついでにそれを具現化(※4)までしちゃったりしつつ民の尊敬を集める騎士となって美しくない獣とか邪念とかと戦う、そんな話です。いわゆる耽美モノヴァンパイアなフレーバー。

※4 血の変わりにバラの花びらが吹きだしたりする演出はたまに見ますけど、それを実際にやれちゃうような感じ。服とか武器とかも出せますよ。

 耽美っつー概念は正面から扱うには大変難儀なもんで、一人がうっかり卓のアトモスフィアに異物を投げ込んだだけで大崩壊(※5)したり、そもそもメンバーの耽美性の違いでバンド・・・じゃなかったグループが疎遠になったりする話も耳に挟むのですが、逆に言えばそれだけTRPGの根源的なテーマだともいえるわけですな。なんせTRPGってのは極論すれば理想の妄想に形を与えるゲームなのだからして。

※5 昔だとJOJO、いまはなんと言ってもニンジャスレイヤー。ちなみに耽美性の違いを肴に酒を飲んだりすんのは大変楽しいですよなw

 ともあれ、できるだけ優雅な雰囲気を保てるようにルールタームや特技の名前を工夫(※6)(※7)しているので、ルールを尊重して遊べば(※8)それなりにいい感じで遊べるのではないかなと思います。セッションの運営そのものは結構システマティックにやることが決まっているので、ルーリングミスがなければむしろゲーム的に詰まるようなことはほとんどないのではないですかね。

※6「かめはめは」っていっちゃうとだいたいダイナシになるのが耽美の世界で、そこをあえて「貫く灼光(しゃっこう)」とか言って頑張るのが大事なんだと。似たような理由で人称とか言い回しを工夫したり、頑張ってラテン語とかドイツ語を調べたりするのが私の中の耽美。ただイチャイチャすりゃいいってもんじゃない・・・のじゃないかな・・・ト
※7 とはいえ、疲れてきてたがが緩むとすぐ語尾に「〜でタンビ」とか「〜するでラテン」とかやっちゃうのがいるので最後まで警戒は怠れないのだ。
※8 つまり、耽美の最大の敵はルールや空気に対する反骨心なのですよ。なにごとも反逆はほどほどに。

 最近の新作には前半にチュートリアルリプレイを載せてくれてあるのが多いのですが、ドラクルージュのそれは雰囲気をつかむのには役に立つので、やはり安全に遊ぶ(※9)ためには参加者が全員ルルブを買ってリプレイ読んでおくのがいいんじゃないかな。逆に、リプレイだけ読んでルールを把握するにはわかりにくい部分がなくもなしです。
 
※9 ただまー、耽美に対するスタンスがある程度統一されていればいいのであって、全員が楽しめるのなら「愛などいらぬぅ!」「貴様もぬくもりを感じているはずだ」でたぶん問題なく遊べるのでは。

 ともあれ、百合とかBLとか「明らかに受け付けない人がいる」ジャンルをふくむゲームではあるので、事前のすりあわせとかを入念にやる、というかむしろそこをいかに上手にやるかがキモとなるのではないですかね。
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