足利市の休日

某出版社のお兄さんと、栃木県の足利市に来ています。大久保〜秋葉原〜北千住と乗り継ぎ、東武特急に乗ると、足利市は案外近い。
天気は快晴、足利市駅で電動自転車を借りて、渡良瀬川沿いを気持ちよくサイクリングしました。川沿いに限らず、町全体に人も車も少なくて、自転車にはぴったりです。
森高千里のヒット曲でお馴染みの「渡良瀬橋」を渡り、曲が流れる歌碑を見ました。
続いて訪れたのは今回最大の目的地、草雲美術館。以前、司馬遼太郎氏の小説「喧嘩草雲」を読んで興味を持ったのが田崎草雲。 幕末に尊皇の志士として活躍するも、明治以降は絵師として活躍し、作品は海外にも紹介され高く評価されたという。晩年を過ごした故郷足利では画聖と呼ばれ、自宅が保存され美術館があります。
草雲美術館は花鳥風月を描いた作品も良かったけど、庭や建物の趣が素晴らしく、一時間以上もひたってしまいました。
あれから自転車で、森高千里の歌にも歌われた八雲神社、縁結びに霊験あらたかな織姫神社、足利尊氏の旧宅でもある鑁阿寺(ばんなじ)、そして日本最古の学校、足利學校を見学して回りました。
草の香り、木々の木漏れ日、自然と歴史が一体になって私達を出迎えてくれているような、気持ちの良い一日でした。
途中、JRの足利駅前、松というラーメン屋さんで食べたラーメンも、妙に旨かった。
足利市は、たとえば鎌倉市と比べると、遠い、地味なイメージがありますが、もっと評価されて良い観光地だと思います。