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2016年05月20日11:58

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りゅーじんまるぅー!

レトロゲーをクリアしてみようのコーナーです。

今回プレイしたのは、ファミコンソフト「魔神英雄伝ワタル外伝」です。
ハドソンから発売された、アクションRPGですね。
昭和から平成にかけての名作アニメをゲーム化したもので、タイトルに聞き覚えのある20〜40代の方は多いのではないでしょうか。

アニメや漫画のファミコンゲーム化というと、アタリが非常に少なく(偏見)、クソゲーが目立つジャンルなんですが、この作品は「アタリ」です。断言できます。

ストーリーは、ワタルたちが「中二階層(ちゅうにかいそう)」と呼ばれる、アニメから見ると「裏世界」と呼べる場所に飛ばされるところから始まります。
(アニメにこの設定は出てこない。ゲームオリジナル)
この世界で実力を発揮できないワタルは敵に捕まってしまい、龍神丸だけが残されます。偶然それを目撃した主人公は、龍神丸からワタル救出を頼まれます。
こうして、主人公は龍神丸に乗って敵と戦いながら、連れ去られたワタルを助ける旅に出ることになります。

主人公が龍神丸に乗って戦うという、ワタル直撃世代にはたまらない設定ですね。みんな小学生時代は「龍神丸ぅー!」ってゴッコ遊びやったよね?
ドラえもんの「ギガゾンビの逆襲」のときも思いましたが、こうやってプレイヤーが原作に混ざり込んで冒険するという設定は、ファンのイマジネーションを刺激するいい設定だと思います。

また、最初は龍神丸ですが、ゲームを進めるにつれて、戦神丸、幻神丸、そしてオリジナルマシンの登場など、マシンを乗り換えていきます。これもワクワク感をそそりますね。
ただ、原作に登場した必殺技などは使えず、ゲームオリジナルの魔法(ファイアーとかエアーブレイドとか)を使うことになります。
まあこれも「中二階層だから」という理由で納得できそうなところですね。

さて、このゲームで秀逸なのが戦闘システム。
言ってしまえば「テイルズ」シリーズのように、戦闘になると横スクロールのアクションになります(もちろんテイルズよりこっちが先)。
この戦闘のバランス調整が見事です。
敵の行動バリエーションも豊富で、ちゃんとパターンを読んで、攻撃を回避しながら戦えば無傷で倒せます。
アクションが苦手な人も、レベルを上げれば多少のゴリ押しができるようになるので、そこはRPGらしいですね。

ただし、終盤のボス「ドラゴン」だけは、規格外に強いです。ラスボスよりも強い印象。
こいつだけ設定ミスってないですかね、多分。
ドラゴンのせいでラスボスが弱く感じてしまうのは、演出面でもよくないと思いますね。

RPG部分もしっかりしていて、特に中盤以降はきちんと情報を集めないと突破が難しい部分もあるのでやりがいがあります。
それにしても「1000ゴールド」のイベントには今回、苦戦しましたw
あれはなかなか気付けないと思うんだけどどうだろう・・・?

そういえばこのゲーム、セーブ時以外でリセットボタンを押すとペナルティが発生します。
金がごっそりなくなって、アイテムもいくつかなくなる仕組み。
敵にやられそうになったからといってリセットを押すより、そのまま敵にやられたほうが被害が軽く済みます。
「リセットはあめえ」ってことなんでしょう。

ワタル好きな人には、ぜひプレイしてもらいたいゲームですが、アクションRPGとしてもファミコンとは思えない完成度だと思うので、ぜひ遊んでもらいたいですね。
エンディングのドット絵はすばらしい。子供時代を思い出して泣けてきました。何というオッサンは
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