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2016年05月19日22:25

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カブトガニ


 少し前だが東南アジアでカブトガニが食べられてるのを見て驚いたのでチョット載せて見ます。

 2億5千年前からそのままの形と言われている恐竜よりも前から生きてると言われているカブトガニですが、日本では特別天然記念物で、絶滅危惧種に指定されています。主に日本海の一部と佐賀県伊万里湾や長崎、大分の一部の地域で生息が見られますが私は水族館で見た事しかありません。カニと言われていますが、実際はクモやサソリの仲間に近く、三葉虫に近い種類と言われています。
 日本でも昔食べられた事は有ったそうですが、美味しくないそうだが中国などでは卵を使った料理が未だ有るそうです。しかし、実は人類にとって大変貴重な存在の生き物なのです。
 カブトガニの血液は青い色をしています。普通は鉄分を含む為、赤色ですがカブトガニの血液には銅が含まれているので青い色をしています。この血液成分は細菌、エンドトキシン(大腸菌などの毒素)などと触れるとゲル化する性質があり、私達が使用する薬が他の菌に感染していないか検査するのに使われています。
 つまり、薬を検査する薬品として使われているのです。勿論殺して採血する訳ではありません、適量の採血後再び海へ戻します。このカブトガニの血液の特性が発見される50年以前はウサギで検査されていたそうで今は一大産業の一つになっています。アメリカ東海岸ではその繁殖地が見られます。その血液の価格は1リットル120万円とも言われています。

 また、ガンの早期発にも開発されていて、エイズウイルスなどの効果も期待されています。

 恐竜すら絶滅した時代を生き残り、人類に貢献してくれてるこの生き物に感謝こそすれその生命力の驚異には驚くばかりです。もし見たら思い出して下さい。(^_^.)
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