大手スタジオによる映画製作が盛況だった時代。キャピトル・スタジオの製作部長にして何でも屋のエディ・マニックスは、膨大な数のトラブルを抱えていた。清純派女優の妊娠、宗教映画のポリティカリーコレクトを確認、大根西部劇俳優を芸術映画に起用、ゴシップ記者からスキャンダル記事掲載の予告…現場と社長の板挟み、おまけに航空機企業からヘッドハントのお誘いもあり、休む間もない1日。そんな時、スタジオが抱える超大物俳優が何者かに誘拐される事件が発生。犯人たちは、マニックスを窓口としてスタジオに大金を要求してきた。果たして彼は、スターを取り戻して全ての問題にケリをつけることができるのか?
今日は「ヘイル、シーザー!」をまず紹介。コーエン兄弟の新作です。
結論を先に言うと、〈面白くないけど楽しい映画〉といったところ。スジはあってないようなモンだから、「ファーゴ」のような坂道転がる系の映画じゃありません。古き良きハリウッドの作品群をパロディ化して、へんてこキャラを次々投入していく映画です。いわばショートコント劇場ですね。しかもその一つ一つがめちゃくちゃクオリティが高いんです。
色んなスタジオの作品をモデルにしているのでしょうが、私的にはMGM色が強かったと思います。「ヘイル、シーザー!」は「ベン・ハー」的だし、チャニング・テイタムは「錨を上げて」や「雨に唄えば」を想起させるし、マクドーマンド扮する女編集者といえば、マーガレット・ブースかなぁと。エディ・マニックスといえば、「ハリウッドランド」でボブ・ホスキンスが演じたMGMの副社長と同姓同名ですからね。1950年代ハリウッドの知識がうっすらとでも無いと、かなり退屈な印象になってしまうでしょうし、クルーニーを誘拐した連中についても意味不明で終わってしまう可能性がありますね。というわけで、オススメは致しません。ただ知識は無くても、ハリウッドシステムに対する皮肉と冷笑と愛(笑)については誰でも理解は出来るので、興味さえあれば面白いかもしれません。




続いては、オーストラリアの映画なんですが、疲れたので明日日記書きます

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