昨日は暑い日でした。
この時期としては普通じゃない暑さ…ということを、最近言うことが
増えてきたような気がします。
異常気象。温暖化。
日本のような四季折々の風情のあるしっとりとした国も、もしかすると
荒涼とした土地ばかりになってしまうかも。
だだっ広くて荒涼とした風景といえばアメリカにもありますね。
モハベ砂漠。
そんなところにポツンとある寂れたモーテルが舞台の作品です。
この映画、昔観た…はずなんですが、ほとんど内容をなんにも憶えて
いなかった(私の場合、不思議な話ではないのですが)。
何しろ音楽が強烈に印象的なんで。
コーリング・ユー♪ ですね。
有名なので、一度は聴いたことがあるのではないかと。
映像をひきたてる、というか、映像と一体化した音楽の代表的なもの
になっています。
パリ・テキサスも好きな作品なのですが、私は湿気の多い土地に住ん
でいるせいか、こんな風に乾いた土地に憧れがあるみたいです。
今回やっとストーリーがわかりました。
ストーリーというほどのストーリーはないのですが、とても味のある話
だったので少なからずジンワリと感動しちゃいました。
この年齢になってようやく理解できたようなことがたくさんあります。
ある程度年齢を経た人ほど観る価値がありそう。
広大な砂漠を背景にしているけど、狭い舞台劇のような作品。
もしまだ観ていない方がおられたらお奨めします。
1987年西独
☆☆☆
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