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2016年05月15日22:34

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忘れていた感覚。それは舞台の高揚感。

(前編より つづき)

昼食終え、舞台作り(と言っても板の搬入/設置や、音響機材のセット程度)も終了。
舞台経験者ならお馴染みの【ゲネ(またはゲネプロ)】に入ります。
正しくはドイツ語の”ゲネラールプローベ”と言って、最終的な通し稽古の事です。
ゲネして本番…これ舞台の定説。
ラステス(ラストテスト)して本番…これアフレコ収録先での定説( ̄ェ ̄)


ゲネが終わると、もう本番まで20分程もない。
サスガにさっきまでキャッキャしていた子供達も【リアル感】を理解してきて笑える。
が、これもサスガ子供達だなと感じるのは切り替えも早いところ。
特に一緒に学んでいる子供達は良い意味で大人感があるのか?
意外と〆るところは〆る感じなので、《不甲斐ない大人》なオイラは感心してしまう。

まぁ…多少、舞台袖でキャッキャするのを注意したけど、そこも子供らしいや(´ー`*)
だって楽しいもんね♪今スグに舞台に飛び出したい気持ちが伝わってきて、
キミ達のそんな姿を見ていて、何だかオイラもテンションが上がってきたよ♪


軽くインカムチェックし、『じゃ!よろしくお願いします』と先生が去っていく…
もう頼れるのはタイムスケジュールと、インカムからの先生(舞台監督)の声だけ。
ホール側スタッフさん(主に照明係)と、先生(舞台監督)と、オイラでの3人の通信。

………………………………………………
【本ベルいいですか?】
【了解です。影マイいけますか?】
【いけます。】
【開始します。宜しくお願いします】
………………………………………………

手元の小さな灯りと、舞台裏の蒼白い薄明るさ、
騒々しい静けさと、静寂な慌しさ。

その中で本番秒読み状態の緊張感がインカムを通して上がる↑上がるっ↑↑
と、同時にスッカリ忘れていた感覚/空気感を体全身も思い出してきた。

『あ〜…っ、この感覚………本当に久しく忘れていたなぁ…(*´(エ)`*)ボ〜』

緊張しているはずなのに、自分でも可笑しいくらいに顔がニヤついてきてしまった。
そして、本番開始のベルが鳴る。開幕だ。



演目は滞りなく進行。
時に先生(舞台監督)から細かな指示、スタンバイの確認等があるも、滞りなく進行。
とある演目で音出しした後は、もう【そのまま流しっぱ】の状態でオイラ自身も準備。
最後に【これよりスタンバイ。インカム置きます】と先生(舞台監督)へ、
先生(舞台監督)からも【了解です。宜しくお願いします】と返答を確認した後、
舞台裏を通って上手(かみて:観客席から見て右)へ移動。
途中、他演者にも改めて『お願いします』or無言、アイコンコンタクト+会釈で進む。

今回の発表会では『出番』は2回。
一部に一回、5分休憩を挟んで、二部で一回だ。
更に一番最後の舞台上での司会進行も今朝、任された(笑)ので、頭に入れておく。


一部にある一回目の『出番』は、少し自信がある演目なので【まずまず】の出来。
休憩前の一部ラストの演目なので、出来れば少しでも客席を暖めておきたい。
出来るだけ通常よりオーバーアクションでクラップ♪クラップ♪ ٩( ´ω` )و
一緒になって手を叩きはじめてくれている人を何人か見つけて嬉しくなる♪

その勢いのままに、一部:一回目の『出番』を思い切り楽しんで終了〜ヽ(*´Д`*)ノ
5分間の休憩時間に入りました。

次の『出番』も(二部の)最後のほうなので、
インカムつけて先生(舞台監督)からの指示を舞台袖の演者に伝達or確認。


頃合を見て、やはりインカムを置いて自分の準備の為、移動です。
二部の『出番』は少しだけ不安があった。
それはキッズ達との合同演目の為、狭い舞台上の人口がイキナリ爆発するから。
練習の段階で不安感はあったのだけど、やっぱり本番でも不安定だった。

舞台上をタップシューズのチップ(金属の板:タップス)で傷つけないように、
運送用のパレットみたいな板をそれなりの広さで設置したわけなんだけど
奥行き自体が拡がるわけではないので、全員が縦一列に並ぶのが正直ツライ!
最後尾のオイラは舞台に落ちそうになってしまって焦った、焦った(;´▽`A``

そこを何とか凌いで演目は佳境へ。
《リズムキーパー》として暗に期待されているのは先代の先生からなので、
周囲の【モヤモヤ感(笑)】を察知したら、あえて強く踏んで誘導したヽ(´〜`;

とか何とかやっているうちに、オイラのソロ・パートになったんだけ…ど…
…ねぇ〜……( ̄ェ ̄;)ボーゼン
う〜ん、せっかくの見せ場だったんだけど、プチ ミスってしまった…心残りだわ(笑)
自分的には【ココだけは!ヽ(・`(ェ)´・)ノシャキーン ! 】のパートだったのでね…(苦笑)
ま、終わった事なのでしゃーないですな(・(ェ)・)キリカエ!


けど多分、自分の中ではショックは大きかったみたいで、
演目最後の司会進行でもアナウンス入りをポカしてしまうオイラ…(´º∀º`)アヒャヒャー
他演者さんのナイスフォローで事なきを得ました。ホンとゴメンなさいです(滝汗)


今回は小規模の発表会なので規模250人キャパくらいの小ホール。
けど、もっと小さい芝居小屋でやっていた者としてみれば、何とも贅沢な時間だ。
以前、今回のホールの3倍くらいの大きいホールでダンスイベントに参加したけど、
ああいう経験はナカナカないだろうなぁ。
今回も基本的には内輪に近いので、250キャパが埋まっていたわけでもなく、
それは少しホッとしたやら、淋しいやら、物足りないやら、だ。色んな気持ちになる。
最後、関係者らが残る小ホールを舞台上から見つつ…何となくそんな事を思った。



帰宅後、シューズのお手入れをし、
頃合を見て、先生へ改めて御礼のご連絡するとスグに返信が返ってきた。
逆に感謝の言葉と、今回の労をねぎらう言葉をいただき、何だか恐縮してしまう。

いえいえ、こちらこそ…
今日は本当に懐かしく、楽しい時間を過ごせました。

やっぱり、タップ(舞台)は楽しいや♪(*´(エ)`*)a
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