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2016年05月15日00:31

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レンタル日記:ブラジル兵の憂鬱


第二次世界大戦下のイタリア戦線…とある山の中腹で、FEB(ブラジル遠征軍)所属の1小隊が地雷除去任務に当たっていた。しかしその途中、寒さとドイツ兵への恐怖から、2名が脱走。さらに処理にも失敗し、2名の犠牲を出してしまう。中尉ペニャは任務中断を決め、残った3名…ギマ、ピアウイ、ラウリンドを連れて下山するが、そこで従軍記者ルイと鉢合わせしてしまった。仲間の脱走を許してしまったことがルイの口から司令部にバレたら、 彼らは罰を免れない。そこでペニャらは、新たに武勲を立てようと考えた。無線によると、国道47号の地雷原で米軍戦車二台が犠牲になり、通行困難になっているらしい。よし、俺たちでその地雷を除去しようじゃないか!というわけで出発した彼らだが…

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「ロスト・パトロール」。ブラジル映画です。

いやー、初めて知ったけど、ブラジルって第二次大戦に参戦してたんですね。

つーか、当事者(ドイツ兵、イタリア兵、反ナチのパルチザン)たちすら「なぜブラジル人がここに⁈」という反応。挙句アメリカ側も、「ブラジル人が地雷除去して47号線が通行可能になっただと?いやいや、信用できませんよ、ブラジル兵だし」なリアクション。これが切ないですね。ラストの米軍パレードのシーン、何だかジーンときちゃいます。誰からも感謝されず、ヒーローになることを許されない異端者の悲哀を描いた佳作です。

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コメント

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