2016.4.22 於:サントリーホール
(前半)
ブリテン
ヴァイオリン協奏曲 作品15
(ソリストアンコール)
スペイン内戦時軍歌:アヴィレスへの道
(後半)
ホルスト
組曲<惑星> 作品32
指揮:ピエタリ・インキネン
ヴァイオリン:庄司 紗矢香
女声合唱:東京音楽大学
コンミス:千葉 清加
昨夜は東京の定期演奏会へ。最近、多忙と体調不良で土曜日の横浜に行けず公演を振り替えてのサントリーホールでした。
演奏会は首席指揮者に就任が決定した若き名手インキネン氏とソリスト庄司紗矢香さんを迎えた豪華なもの。
日本フィルは毎年2週間かけて九州各都市を巡る「九州公演」を行っており、今年もこの2月に熊本・大分を含めたツアーを終えたばかり。
団員の皆さんも本当に心を痛めているようで、公演後にオケや理事の方全員で募金活動をなさっていました。(もちろんインキネン氏も)
しかし、改めて思ったのは東京公演は華やかですね。サントリーという場所柄もあるのですが、お客さんお金持ちそう・・募金も一夜で50万円以上集まったとか、私は僅かしか貢献できませんでしたが・・・
前半の庄司さんの演奏。ブリテンのコンチェルトは珍しいようで譜面をソリストが用意しているのを始めて見ましたが、演奏は流麗で隙の無いもの。迫力ある力強い部分(でも何故か押し付け感は皆無)と繊細な部分のコントラストも素敵。ブルーのドレスも素敵。
後半の惑星は超有名曲ですが、定期演奏会で聴くのは恐らく初めて。RAの限りなくP寄りの席であったので、金管とティンパニの直撃を受け火星で既に爆死状態。ラザレフ風爆演なににひたすら透明で各セクションがクリアに鳴っている。コンミスも可憐。ホルンも安定。オーボエは落涙。トロンボーンは名手。弦はもともと素敵。そして何より終曲(海王星)の合唱がオルガン裏からさざ波のように聴こえ、やがて宇宙の果てに向けて消えて行くような演出もなかなかの感動的なものでした(歌も上手い)
アフタートークも拝聴し、楽団員との握手を交わして充実した演奏会となりました。募金は明日(今日)の公演でも引き続き行い、毎年の九州公演で縁のある熊本県庁の義援金口座に届けられるとの事でした。
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