新宿の学会を抜け出して、映画を二本観てしまいました。
まずは「コップ・カー」。
話はこんな感じ↓
コロラドの田舎が舞台ね。ハリソンとトラビスという二人の小学生が家出して、果てしない大平原を当てもなく歩き続けていたら、郡保安官のパトカーが停まってるのを発見するわけです。中は無人で、しかもドアはロックされてない…というわけで、二人は当然乗り込んじゃって、あちこちスイッチ弄ってお巡りさんごっこをするわけだ。と、なんかの拍子に日除けを触ったら、キーがポタッと落ちてくる。
…ま、もちろん運転したくなるお年頃だよね(笑)。ハリソンとトラビスも、マリオカートで鍛えた腕を発揮して、クルマなんかほとんど走ってない国道を爆走するわけです。
さて、その頃、ちょうど用事を済ませたクレッツァ保安官(我らがケビン・ベーコン兄貴)がパトカーを停めた場所に戻ってきました。んで、クルマが消えているのを見て唖然。彼には、パトカーに隠したある秘密がありまして、署に盗難報告を出すわけにはいかないのです。そこでどうするか…
いやぁ、史上最もダサいベーコンを味わうことができる珍品でしたね。少年たちの関係性やキャラクターを、二人の行動だけでしっかり観客に植え付ける前半の脚本の巧さ、笑わせるつもりはないのに可笑しいベーコンの演技。スタンド・バイ・ミーよりもシュールで冷や汗をかく少年家出映画(そんなジャンルあるのかよ)の佳作。レンタル出たら、必見!
2本目の映画は別日記にて。
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