営業部長は会社の行く末を思っていた。
工場長もそれは同じだった。
それでも二人はぶつかった。
「やっとの思いでなんとか仕事を受けたんだ、頼む。」
と営業部長が言えば、
「もう現場は限界に近い、それでさらにこんな仕事も・・・無理だ。」
と工場長。
「大変なのはわかっている、しかし今会社にとって大切な時期なんだ。」
「そんなことはわかっている、俺たちはロボットじゃない。」
そこへ社長がのこのこやってくる。
「二人とも会社のためにありがとう。私も手伝うよ。」
といって現場に出ると言い出した。
しかし今や社長が現場に来たところでできる仕事なんてない。
結局雑用をする。
ついには社長夫人まで手伝いにくる。
「いつもありがとうございます。」と社員に頭を下げて回る。
営業部長も喧嘩をしている場合じゃないと、現場に顔を出し、
みんなが汗水たらして何とか苦境を乗り切ったのだった。
と、どこにでもあるような物語だったが、あの時なぜだが涙が溢れて止まらなかった。
3/25は岐阜にて弾き語りでした。
聞いてくださった皆さんありがとうございました!
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