甲子園球児側の非を考える

■選抜出場校に怒鳴った滋賀県議、会見で「謝罪しない」
(朝日新聞デジタル - 04月01日 00:07)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3925473
私はけっこうな野球ファンである。
その上で、今回の騒動、単に県議を感情的に攻撃するばかりの風潮は、かなり気持ち悪い。
たしかに高校野球は素晴らしく、甲子園出場は名誉だが、県庁前の公道を占拠することが許されるのか？学生風情がおこがましいのではないか？
ちなみにこれは高校野球を統括する高野連自身も常々警鐘をならしていて、過度なパレードなどは自粛するべきという通達がしばしば話題になる。
昼日中から場違いなほど盛大に騒いでいる中心に、おだてられ、のぼせ上がった高校生 、県議ならずとも憎まれ口のひとつも言いたくなるのではないか？
さらに言えば、一連の発言の中には野球越境留学を揶揄するものもあった。案外根深い話しなのだ。

明治の時代、我が国の野球勃興期において、野球に熱中するあまり学生の本分である勉学を疎かにする風潮をとがめる「野球害毒論」が起こったことがある。
今回の県議発言を機に、学校、行政、そして野球関係者はもう一度高校野球の立場を考えるべきであろう。