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2016年03月14日23:48

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原子番号113番目を日本が命名権利獲得!

 去年の暮に日本の森田教授(九州大学大学院物理研究所)グループにより113番目の元素の発見と命名権を初めてドイツ、アメリカ、ロシアなどヨーロッパ以外のアジアで名前を付ける権利を取得しました。
 原子番号で鉄(Fe)まではビックバン、つまり宇宙の星が出来る時に出来た原子で、93番目以降は人間が人工的に作った原子です。予想では173番位まで存在する可能性があるそうですが、今回の元素も亜鉛(Zn)とビスマス(Bi)を光の速度の10%のスピードで電磁加速機でぶつけて原子核を合体させて出来たもので、1000分の3秒で消滅した事が観測され、(1ッコ)認定されました。

 原子番号は、原子核の陽子の数で、亜鉛は30番、ビスマスは83番なので、足すと113番になりますが、簡単に陽子同士が合体する物ではなく、衝突させるスピードを見つけるのは至難の業とされ、原子核が東京ドームの大きさだとすると、陽子の大きさは100円玉1つ分になります。原子は陽子と中性子から出来ていて、磁石の+とーの性質を持っていて重さも釣り合って通常は安定していますが、衝撃などで電子が出たり入ったりするとバランスが崩れ別の原子に変化します。
 それが良く耳にする「半減期」で表現されます。例えば、ヨウ素は数秒でキセノンになり、数分でセシウムに変わり、何十年も掛ってバリウムになります。その中でもとりわけ安定しているのが鉛で、レントゲン検査時の防護にされている理由です。

 直ぐに消滅するこの113番目の原子がどういう利益や利用価値があるかは今後の課題になりますが世界が研究してる中で日本が存在を証明した事は大変有意義な事で、化学や技術力を再認識させた功績は大きい事です。

 自然界に存在しない原子が将来人間の救世主となるかも知れませんね、<(_ _)>
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