サポはこの人を待っていた。

　例年いつも「杉とヒノキを根絶するウイルスとか開発されないものか」などとやくたいもない破壊衝動を持て余すこの季節がやってまいりました。
もし日本で大統領直接選挙制が敷かれたらたぶん某トランプ氏みたいなツラ（※１）して真顔でそんな感じの公約を掲げて出馬してみるのはどうか。
「スギ花粉を防ぐ高い壁を作ろう」･･･無理だよなぁ･･･

※１　人生楽しんでるんだろうなぁあの人。

　花粉症の季節はＪ開幕の季節でもあります。といってももうすでにＪ２も３節が経過、なでしこにキンチョウを貸して差し上げていた（※２）我らがセレッソのホーム開幕戦に行ってきました。某氏の時代には一度も顔を出さなかった大阪市長もセレモニーに顔を出したり、スタジアムグルメにも新しい顔ぶれが増えてきたり、公式発表１万３千のわりには窮屈な印象だったのはたぶん動き回る人が多かったからなのかなぁ。サポも冬ごもりが明けて空腹だったのでしょう。

※２　まぁ、キンチョウで勝てないような代表に期待することもないなぁ（偏見　

　セレッソの今期の目玉といえばなんといっても「桜の至宝」柿谷の復帰なわけですが、世間的には海外移籍に失敗した敗残者（※３）であろうとセレサポにとってはここ数年で次々と海外流出したエースたちで初めて戻ってきてくれた選手でもあり、やはり特別な存在（※４）であることに変わりはありません。ありていにいって「俺たちが信じているのはチームじゃなくて柿谷だ」ぐらいの感覚（※５）です。

※３「海外でうまくいった選手だけがいい選手」というのが世間の目ですからなぁ。
※４　ガンバの宇佐美と比べてどうなのかなってのはある。　
※５　まぁ、ここ数年でセレッソが（広島や浦和のような）強豪になることもほぼなかろうと見当ついたし、それなら柿谷が本気の間はやりたいようにやらせてやってもいいよね、ぐらいの勢い。

　ここまでの２試合をともに１−０で切り抜け連勝のセレッソ。今回も同じ連勝スタートのザスパを相手に立ち上がりからボールは支配してます。ただ、巷間言われるようにチームとしての成熟度はまだまだ。たまにザスパのいいカウンターを食らう（※６）のでひやひやしつつ０-０での折り返しです。　いやぁ、ジンヒョンってやっぱＪ２ではチート級かも。

※６　右サイドに入っていた瀬川って選手がなかなか怖かった。
　　　アレがいつものパフォーマンスならすぐＪ１にいけるでしょう。

　毎年この時期に気になるのは新戦力、特に外国人の出来なんですけど、今期はなかなかいい感じ。中盤でダイナミズムを生み出すソウザ、サイドでの気の利いたポジショニングと運動量が売りのブルーノ、高さがあって柔らかいボールタッチが魅力のリカルド。まぁ、短所もわりとわかりやすい（※７）３人ですが、今後に十分期待の持てるメンツだと思います。山村や松田の新加入国内組も十分及第点。

※７　プレーが大雑把なソウザ、シュートが絶望的に下手なブルーノ、
　　　そして精神面でのムラがありそうなリカルド･･･

　だがしかし、やはり今期の主役は柿谷なのでした。ブルーノ→リカルドとお膳立てされたボールを後ろ向きのままかかとでのダブルタッチ（※８）でＧＫを翻弄して決勝点、３試合続けて１-０ってのは不安もありますけど、セレッソがいいときって実は１−０が多いのでまずはこれでよしとするべきでしょうかね。

※８　かえってＴＶを観るまで何をやったのかよくわからんかった。

　これでチームが成熟すればさらに期待が･･･といいたいトコなのだけど、今期は監督にちょっと不安があるからなぁ。どうも相手に合わせて適切に対処できないタイプの大熊（※９）さん、とくに充実した控え陣（※10）の使い方がこれからのポイント。特に攻撃でも守備でも中途半端な動きの目立った杉本（※11）をいつまでガマンするのかがカギになってくると思われます。

※９　弟さんもセレッソのスタッフで、Ｕ−23の監督をしてます。
※10　玉田とか関口とか橋本とかの代表経験者がいるのよね。
※11　高さとテクニックがあって毎年国内外のいろんな監督が序盤に騙される選手。
　　ありていにいって「万年未完の大器」ってやつですね。確かに極まれにいいプレーはする。
　　　
　で、今年は土曜のトップチームとは別に、若手メインのサブ組（※12）がＪ３に参加しています。
　13日開幕の緒戦をホームで快勝したようで、できればこっちも少しは観戦したいなぁ、と希望だけは述べつつ久々のセレッソ系日記はこんなところで。　　　

※12　Ｕ２３なんだけど3人＋ＧＫはオーバーエイジ使えるらしい。