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2016年03月11日20:42

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教師? 教員?

もう思い出の中の話なのだが…。


私には3人子供がいる。

うち2人は既に社会人になっている。

いずれも何回か授業参観などには行っていた。
高校生になると、大学進学の問題になるので、高卒の妻は
「私はよくわからないから」と言い、私に面談に行けと言った。

で、両方とも私が学校へ3社面談などに出向いた。

今でも思い出す。長男の3社面談。

担任は体育の教師だった。

評判のスパルタ教師だった。

浅黒い顔で、終始傲慢な口調であった。

私の長男は高校3年間運動部で頑張りました。

そのせいもあって、少し受験勉強は出遅れています。
でも大学進学については希望していました。

私に相談されたので、私はできれば県内の公立大学に進学してもらうと
助かるとは話していました。

しかし息子の学力ではなかなか厳しいことは分かっていました。

で、関東の私大もいくつか候補にあげていました。

その担任は最初から歯に衣着せぬ調子でまくしたてました。

この成績では、はっきり言ってこの辺の〇〇大学か、△△大学か
といった感じで名前も聞いたことのないような3流大学の名前を
次々とあげてきます。

私は常日頃、誰も入れるような3流大学に行く意味について、彼と
話をしていたので、厳しい現実に打ちのめされていました。

黙り込んでしまう長男に向かって、容赦のない言葉が続きます。

「君の成績ではムリ」
「考え直したほうがいい」
「そんなに甘くない」

息子は、遠慮のないその男の話しっぷりに、涙を流していた。

担任というものは、クラスの皆を的確な進学に導くのが使命なのかも
しれないし、それも「良かれ」と思ってやっているのかもしれない。

しかし…どうだろう。

本人の考えを少しでも汲み取って話をしているんだろうか…。


私はモンスターペアレントにはなりたくなかったので、おとなしく
話を聞いていたが、流石に我慢ができなくなった。


「先生、その言い方は無いでしょう。いくら成績が悪くても、行っても将来が無駄な
学校に進学するのって、どうかと思いますよ」

「入れる入れないじゃないでしょう。将来を考えた進学を考えたいと思います」

その担任も親がここまで言えば何も言えないようで、受験についての話は
それで終わりました。

この担任に会ってみて、日ごろ長男が教師のことを「教員」と言っていた
意味がよくわかりました。

今の時代、教「師」といえるような人は稀で、ほとんどが教「員」なんだな…と。


その後、長男はその担任の忠告を振り切って志望校を受験した。

結果は合格。

担任は驚いたようだ。
それが証拠に合格体験記を書いてくれと、長男に依頼したからだ。

長男はお人好ししなので、断るわけでもなく頼まれたまま合格体験記を提出した。

後で読んだが、もっと自信をもったことを書いてもいいと思うのだが、
生来の「お人好し」がにじみ出るような内容でした(笑)。


長くなるのでもう省略しますが、長女の担任は親身になって進路の相談
に乗ってくれた素晴らしい先生でした。


親と上司は選べない、という話を聞きますが、教師も選べないのです。




教育現場の問題の元凶は教師なのか? 教師が生徒からも親からも尊敬されなくなった理由とは?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=140&from=diary&id=3892635
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