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2016年03月06日23:21

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R-1ぐらんぷり2016

生まれて初めて、優勝が決定した瞬間に、感動ではなく、爆笑で涙が出ましたよ。「うわぁ!ザコシショウ優勝した!」って。
R−1直前のペイジワンのゲストに、ザコシ氏も出ていて、帰り道でライブ仲間に「ザコシショウにR−1決勝戦に残ってもらって、『こんなに凄い芸人がいるんだ!』ってコトを知らしめたいんだよ、私は!」って、熱弁をふるったケドさ。まさか、優勝するとは思わなかったもの。てか、決勝に残るとは思わなかった(笑)。

ひとまず、ハリウッドザコシショウおめでとう!
元、G☆MENSですね。コント師でもあるので、本来演技力も持っていたりするんですケド・・・というか、あのネタ、本当は演技力がないと出来ないんだ。キワモノに見えると思うんですケド、「キワモノに見えるようにやっている」んだもん、ザコシさん(笑)。
しかも、あんなネタ(失礼)なのに、ちゃんと構成切ってあるんだもん。だって、1番の人気ネタの、古畑を最後に持って来てたでしょう?「ハンマーカンマー」ね。1番爆発力があって、皆に浸透しているネタを持って来ている。この辺り、ただのキワモノじゃないんだよ。キチンと作ってるの。ツイッターやボイスで、「あんなの素人でも誰でも出来る。」と言ってる人がいると思うんですが、そう思うなら、やってみて・・と思う。絶対、出来ない。あれは、ザコシ氏が作ったオリジナル自由形モノマネなんだもん。

私が、賞レース形式のネタ番組を見ていて嬉しいのはこういう瞬間。今まで一般的知名度がない人達が、ガッと表舞台に出て行く。前回優勝したじゅんいちダビッドソンしかりね。しかも、2大会連続で、あまりメジャーじゃないお笑い事務所芸人が優勝している。じゅんいち氏はアミーパークで、ザコシ氏、ソニーだもん。何でR−1て、事務所名出さないんでしょうね?所属事務所名出して欲しいんだケドなぁ。

私は、賞レース形式のお笑い番組があまり好きではありません。お笑いに点数をつける・・という行為が、あまり意味のある行為には思えないからです。お笑いや、絵画、小説といった表現物には、どうしたって、見る側の好みが色濃く反映される。毎度書きますが、モネとダ・ヴィンチとカラヴァッジョとダリとゴッホの絵を並べて、「はい、どれが1番か点数をつけなさい。」って言ってるような物だと思うのですよ。日本で、このアンケートをとれば、モネが1番ですよ。でも、私のように、ヌードと血が出てる絵を好む人間は、カラヴァッジョを選ぶ。それだけのコトなんです。
なので、こういう番組の意義は、ゴールデンタイムで、彼ら芸人の本職であるネタが出来る。それを、多くの人に見てもらえる。それによって、ライブに人が沢山来たり、TVに出るようになって、彼らが思う方法で芸人として成功出来れば良い。そう思っています。

なので、今回も「マツクラが面白かった。」とか、「ザコシより、俺は、小島よしおの方が面白かった。」って言う人がいても、それは当然。いなくちゃオカシイ。でも、自分が好みのネタじゃないからと言って、その芸人に暴言を吐いたり、「レベルが低いよね。」と軽々しく言ったりはしないようにと、心からそう願います。

レベルの点でいえば、決勝に残ってる人たちなんて、技術的には皆一緒なんですよ。あとは、審査員の好み。意外だったのは、視聴者投票でもザコシ氏の得点が高かったコト。当然、審査員側には、あの凄さは分かるので、審査員側の点が高いだろう・・・ってのは予測はついたんだケド。だって、出来ないもん、他の芸人にあのネタはね。視聴者にもそれが伝わったのかな?と。

あぁ〜、でも、個人的にはザコシ氏と永野氏のバトルが見たかった。2大頭がオカシイ対決(笑)。因みに、ザコシ氏と永野氏は、彼らがネタを始めると、舞台袖に芸人が集まる芸人として有名な芸人でもあります。芸人皆、袖から見るって言うね。で、芸人がゲラゲラ笑ってる。もう1組いて、それは『虹の黄昏』なんだそうですが。

まずはザコシ氏。改めて優勝おめでとう!いやぁ、ブレてなかった。恰好良かったよ。前述通り、元G☆MENSですね。おそらく、録画のビデオをひっくり返すとG☆MENSとしてネタをやってるザコシ氏も出て来るけれど。
モノマネという名の、ザコシ氏にしか出来ない不思議芸。ザコシ氏本人も言うように、本来は永野氏などとネタのテイストは近いんだろう。清水ミチコさんも言っていたケド、何で今まで売れなかったんでしょうね?(笑) 
ザコシ氏が優勝した瞬間、楽屋で見ていた、他の芸人が大喜びだったらしい。(準決勝で残った芸人たちが)「お笑い界の潮目が変わった!」って思ったらしい(笑)。そうか、それだけ大事件なのか。

スパローズ大和氏がツイッターで、『過去全ての大会で一番笑った! 感動じゃなくて笑って泣いた!!!』と言っていたが、私もそうです。賞レースで笑い過ぎて泣いたのなんか初めて。
前述通り、ザコシ氏の優勝が決まった瞬間爆笑して涙が出ました。

今回。何が吃驚だったかって、R−1直前にやるピンネタ特集ペイジワンのゲスト芸人が次々復活枠で復活して行ったコト。
ザコシ氏もゲストだったが、ザコシ氏は決勝戦に既に残っていたからね。

そんなペイジワンのゲストたち。
まずは、サンシャイン池崎氏。ペイジワンの2代目レギュラーシークレットゲストですね。(因みに初代は、昨年優勝したじゅんいちダビッドソン氏である)
ネタは、心理イエイ!ペイジワンでも、このネタやってました。勝負ネタの1本だったんでしょうね。
ピーナッツに当たるとかな、もう、すげえ世界観。
細かい部分のネタが意外に綺麗だったりするんだ。「フリップ!(呼び込む) セルフサービス!」とかね。
電車でなくした、サンシャインブレード(と言う名前なんですね、あのデッカイ剣)をちゃんと持っての登場でした。もう、なくすなよ!

ルシファー吉岡氏。ペイジワンのほぼ、準レギュラー。
キャンタマンクラッカーのネタ。これも、ペイジワンでやったので、私の日記を遡ると、詳細なネタレポが出てきます。女の子の名前は、沢口と朝比奈だったのか。
「シッペやデコピンは相手の痛がるリアクションを面白がる低俗な芸だ。でも・・これ(クラッカー)はどうだ?身を削ってるだろう?」や、「ずっとやってたらどうだ?気持ち悪さを、バカバカしさが越える瞬間があるだろう?」は結構、本当にそうだ・・と思わせる理屈がある。
本当は、エロTVショッピングとか、ド下ネタコントも面白いのだが、ゴールデンのTVじゃ、これが限界だろうなぁ。

マツモトクラブ氏。彼もゲストでペイジワンに出てました。こうなると、ペイジワン、どれだけ縁起の良いライブだよ!ってなるよね。ザコシ氏は優勝したし。
父さんとの再会。ペイジワンでは違うネタだったので、2本目の勝負ネタがペイジワンでやったやつだったのかも。
板尾氏が「面白いんだけど、爆発力が足りない。」と言っていたが、私、マツクラ氏は、これで良いと思ってます。彼の良さは、しっとりさ加減なんだ。短編小説を読んでるような、この不思議感覚のしっとりさ。ただ、「爆発力がないので、賞レースで優勝するには不向き」であるならば、それはそうだと思います。ようは1回でも、デカイ笑いがないと賞レースでは勝てないってコトなんだケド。でも、ずっと、クスクス笑いが続く、この不思議空間も私は大事だと思うんだ。

エハラマサヒロ氏。今や、ミュージカルスターの器用貧乏芸人(笑)。
ドラえもんの歌にダメ出しする熱血プロデューサー。「何や、不思議なポッケて?危険ドラックやってるんやないやろな?」が個人的にツボ。面白かったけれど、おそらく、やはり器用にこなしてるという感じに見えちゃうんだろうね。それで点数が入りにくい。本当は凄いコトなんですよ、何でも器用にこなすって。

小島よしお氏。コジマリオネット。コレ、結構昔からやってるネタよね。それに手を加えた物。決勝戦での、今までやったギャグを纏めて全部一気にやるのは壮観だったなぁ。そして、綺麗だった。ネタとして綺麗。綺麗だったから、ザコシ氏負けた・・・ってのもあるのかも知れない。
「そんなの関係ねえ!」は、最早定番ネタとして十分面白いですよね。個人的には「家にあると気持ち悪い」が好きだった。あと、ちょっと卑怯な「サンミュージックは今、大変!」 本当にそうだよね!だって、ベッキーと竹山氏で、事務所の4分の1を稼いでいたんだよ?

シャンプーハットこいで氏。シャンハのこいで氏。相変わらずの絵の上手さ。だけど、本当は、もっとディープなネタが見たかったです!そうすると、苦情が殺到するのかも知れないが。おじさんの覗きとか面白いんだけど、もっとエグイ方が、こいで氏の場合は絶対面白いの。
でも、おじさんが1人だけノーパンにハイソックスとか、あの細かい部分は好きだったなぁ。

おいでやす小田氏。本人も言っていたが、ザコシ氏の次ってやりにくかったよね!(^_^;) あの次に自分のペースで自分のネタがキチンと出来るピン芸人は、永野氏かチャンス大城氏くらいのモノです。綺麗なネタだった。綺麗な一人コント。次々意外な事実が発覚していく。オチが読めちゃった部分もあったので、それが少し残念だったけれど。大阪から京都まで自転車で15分で来て、自転車が火を吹いている・・というので、笑う。それで、よく警察に止められてないよなっ!(それとも、警察振り切って来てるのか?)

横澤夏子さん。山田邦子さんを彷彿とさせる・・と私は思ってしまうんですケドね。毒のある女性観察ネタではあるのですが、彼女がやると、嫌な女には見えるが、妙に可愛げもある・・と思ってしまう。あの、「今日、誕生日ですって?でも、私の方が幸せです。」 「あ、私が噂の幸せです。」 「奥様って呼ぶ準備をして下さい。幸せ!」って言いながら回るのは、ムカつくけど、面白く、そして、やはりちょっと可愛い。最後のオチも好きでした。思っていた指輪ではなかったけれど、キーケースで同棲。ティファニーのキーケースをあげるくらいなんだから、彼氏は本気だろうし、きっと結婚出来るよ。その時も、同じように、コレをやるんでしょうね(笑)。

厚切りジェイソン氏。ことわざネタ。でも、これだと結構あるよ、こういうネタ・・・になっちゃうよね?それを外国人がやる面白さ・・って言う部分の評価で勝ち上がって来たというのは分かるケドね。それこそ、星野卓也氏や、色んなフリップ芸の人が1度はやるようなネタだったかな・・・と。でも、「何故、両生類?」は面白かったかな。

ゆりやんレトリィバァさん。私は、1本目の方が好きでした。以前も見たコトあるネタなのですが、最後の方、「頑張れ!」って、凄くザックリしたアドバイスになるって言う(笑)。あと、あのダンスは何だろう?と見るたび思う。結構凄いのに、笑えるって。体形のせいなんだろうか?必ずあのタイミングでスパッツは上げるんですね(笑)。

とにかく明るい安村さん。通称、とに安さんね。元アームストロング。「寒い」って理由で服を着だしたんだよね(笑)。本当に高校球児で甲子園にも出たとに安さんの、言い方講座。面白かったケド・・・何だろう?あまり引っかからないで流れてしまったような・・・。もっとそれこそ爆発力のある言葉が必要だったのかも知れない。漫才師だっただけあって、言語感覚は鋭いのですが。

あと、敗者復活で残っていた芸人側が結構凄かったって言う。永野氏はいる、田上よしえ姉さんはいる、キャプテン渡辺氏はいる・・。1番驚いたのが、まとばゆうさん!えー!まとばさん、準決勝まで行っていたのね!決勝で見たかったよ。じゅんいち氏同様、アミーパークの芸人さんね。水町氏のライブにも出たりする。

前述に書きました通り、今回、生まれて初めて、感動ではなく、笑って涙を流しました。そして、ザコシ氏優勝の時、裏で見ていた芸人一同が大喜びって言う。
そう。ザコシ氏は、いつだって、袖の芸人を爆笑させてきたんだもん。それも、きっといつも通りなのでしょう。

ハリウッドザコシショウ氏、おめでとうございます!
いつか、永野氏VSザコシショウ氏VSチャンス大城氏って言うライブが見たいです!!

『R-1ぐらんぷり』ハリウッドザコシショウが初優勝
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=3885408
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