2本の木が寄り添うように立っていた。
根はそれぞれであるのに、2本の木は隙間ないほどくっついてそびえていた。
「まるで僕たちのようだね」
「こんな風に生きていけたらいいわ」
2人は2本の木を自分たちと重ねて見た。
そして運命的なものを感じていた。
ところが2人は2人とも同じ木の方を自分と重ねて見ていた。
2人がそれに気づいたとき、運命ではなかったのかとがっかりした。
それでも2人は次の瞬間笑いあうことができた。
「そういうもんさ」
とお互いが心のどこかで納得したのかもしれない。
2人はもう若くはなかった。
改めて2本の木をみたとき、別の方の木が自分と重なるようにも見えた。
先週土曜日は岐阜にて弾き語りでした。
聞いてくださった皆さんありがとうございました!
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