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2016年02月24日23:31

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ルイ・パスツール

私が最も尊敬する歴史上の人物の一人です。

狂犬病ワクチンをワクチンはカラダに良くないという…いわゆるワクチン反対派の方々の論理から摂取させていない人もいるみたいです。
インフルエンザの予防接種とか、HPV(子宮頸がんワクチン)とかなんかだと、まあ、スゴいことになっているわけで。

「製薬会社の金儲けのためのプロパガンダ」だと言ってる人もいますが、基本、ワクチンってそんなに儲からないです。どちらかと言うと、企業としての社会貢献的な視点からワクチン製造しているってところですね。

狂犬病の疑いのある犬(動物)に噛まれたりした場合、暴露後ワクチンを打てばどうにか発症を抑えることができます。
ただ、日本では狂犬病ワクチンはあの「化血研」が製造シェア多いので(というか他では作っていない?)。。。ここはどうなっているんでしょうねぇ?

これを発見発明したのがルイ・パスツールです。
発症したら、まず助からない---
---ただし、狂犬病の犬に噛まれた場合でも、発症率は32〜64%で、必ずしも発症するわけでは無いのですが。

すべての感染症がワクチンによって抑えこまれた(抑え込める)わけではありません。
たぶん成功したのは有史上では「天然痘」だけです←それでも、スゴいことだと思いますが。

私は、狂犬病はワクチンが有効な感染症だと思っています。

ヒトに定期接種してもいいのかもしれませんが、ワクチンの免疫持続期間が短い、犬に接種したほうがコスト・効率的に優位というのがあるようです。
また、製造的にどうしても副反応のリスクが高いものになってしまいます(だから、犬に摂取すればいいという意見には成り得ませんが)

なお、狂犬病が発生していないオーストラリアでは、狂犬病の予防接種が“禁止”されています。
これを日本に当てはめて「日本でも禁止すべき」と言ってる愛犬家もいますが、
オーストラリアの動物の生態環境もあるのですが、検疫がとても厳しくて、侵入阻止という水際作戦に重きをおいているというのがあります。
残念ながら日本のペット輸入の実態はザルです。正規のルート以外で国内に入ってくる犬もいます。ロシアの漁船の犬が日本に入り込んでしまってるケースも結構あるみたいです。(ロシアでは犬は船の守り神とされていて、結構な船には犬が同乗しています)

また、中途半端に抗体を持っている個体がそれなりにいると、逆に感染症が増えてしまう…というパラドックスがあります。
鳥インフルエンザなんかでは鶏にワクチンを打つと上記理由から却って感染が広がる恐れがあるため、感染源全殺処分ということになりました。
あえて国の飼い犬を免疫力の低い状態にしておき、万が一狂犬病に感染した犬がいたら、速やかにその犬とその地域の犬を、まとめて速やかに隔離し、必要に応じて殺処分するというやり方を採用しているのです。

日本の場合、野生動物に噛まれて狂犬病発症というケースは考えにくく(野生動物から犬が感染する可能性は大ですが)
ヒトが狂犬病を発症するきっかけは殆どの場合「犬に噛まれる」だと思います。

話逸れましたが、
パスツールの『弱毒化した微生物を接種することで免疫を得ることができるという発見』は人類史上でも最もすごい発見だと思います。












■忍び寄る「狂犬病危機」 予防接種率20年で99%超→71%…油断禁物!?専門家「飼い主に責任」、台湾では半世紀ぶり感染
(産経新聞 - 02月23日 13:33)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=3865291
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