私見だが「キムチ味」よりも、「チョコソース味」の方が好感が持てて、食べてみたいと感じました・・・
一見、「焼きそば」に合わない味であっても、何らかの工夫で意外とイケるものもあります。そのことを鑑みれば、「チョコソース味」のヒットに慢心することなく、「一平ちゃん」の制作スタッフは新しい味にチャレンジしてもらいたいと思いました。
私的な希望ですが「ミルク味」を使った焼きそばや「汁なし担々麺」が発売されたら幸いです・・・
■「一平ちゃん」チョコ味、想定外の人気 ネットで話題に 「汁なし麺」ジャンル競争が生んだヒット作
(ウィズニュース - 02月13日 10:00)
http://withnews.jp/article/f0160213000qq000000000000000W03b0801qq000013011A
「バレンタインデーに合わせ、『チョコソース焼そば』が業界初登場」――こんなうたい文句のカップ焼きそばを明星食品が売り出したところ、賛否両論巻き起こり、話題を呼んでいます。なぜ、こんなに突っ走ってしまったのか? 開発担当者に聞いてみました。
チョコとシナモンの香りにむせぶ
商品は「一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズのチョコソース味。先月発売されました。液体ソースはチョコレートとウスターソースのブレンド。湯切りした麺にかけるとチョコ臭がもわっとまき上がります。専用のチョコソースとシナモン入りふりかけをかければ、さらにスイーツ感が増したものに……。
これに対し、ネットでは
「形容が難しいぞこの味」
「香りはチョコなのに味はそんなにチョコじゃないところが違和感」
といったとまどいの声が広がる一方、
「美味しかったので皆さんも是非」
と評価する人も。
さらには市販のチョコをまぜる「追いチョコ」に挑戦する人まで現れました。
「ブラック入れたら苦みが主張するしハイミルクはまろやかすぎるのでミルクチョコがベストです!」と、盛り上がっています。
開発者「売り上げは想定の倍以上」
この商品を開発したのは明星食品マーケティング部のブランドマネージャー、篠宮直行さん。「ネット上の反応はこれまでの『一平ちゃん』の中で過去最高。売り上げは想定の倍以上です」ととろけ顔です。
一見、キワもの商品ですが、篠宮さんの頭には、チョコレート味のポテトチップスや柿の種の人気ぶりがあったといいます。カギは甘さとしょっぱさのバランス。開発会議では、甘さを抑えて焼きそば寄りに仕上げるか、逆に、甘さを押し出してスイーツ寄りに仕上げるか、何度も議論が交わされました。
ポテトチップスや柿の種などを買い集めて試食。ひと口目のインパクトを持ちながら1食を食べきってもらうことを考えて試作を重ね、「甘さ抑えめに落ち着いた」とのことです。
実は明星食品は最近、こうした挑戦的な商品に相次いで取り組んでいます。昨年7月には土用の丑の日にあわせて蒲焼のたれ味を発売。12月にはクリスマスをねらってフライドチキン味を出しました。イベントと組み合わせて消費者の気を引こうという戦略です。
台湾まぜそば、油そば……「汁なし系」競争激化
その背景には、カップ麺の「汁なし系」と呼ばれるジャンルで競争が激化している市場環境があるといいます。昔は焼きうどんくらいだったのが、ここ数年、台湾まぜそば、油そば、汁なし担々麺、焼きラーメンなど、幅がどんどん広がっています。これに対抗して「焼きそば」勢が新たな味を求め、走りだしているのです。
ライバルの「ペヤング」(まるか食品)は昨年11月、「にんにくMAX」味が登場。「まわりの人に迷惑がかかります。喫食の際は1人でお召し上がりください」とわざわざパッケージに印刷しました。「日清焼きそばU.F.O」(日清食品)も昨年、ナポリタン味やイカスミ味が出ました。「焼きそばというカテゴリーにとらわれないのが最近の傾向」(広報)といいます。
デパートのバレンタインチョコ売り場にカップ焼きそばが並ぶ日も、近いかもしれません。
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