mixiユーザー(id:7269003)

2016年02月11日15:40

164 view

安定のコンビ:デュトワ/NYP、ユジャワン ジュノーム、ローマ三部作

このコンビを、野外公演という名の壮大な無意味イベント(まあ、舞台から100m位の席なら少しは意味あるんだろうが…)ではなく、ク●ではあるがホールでようやくちゃんと聴く。やはりこのオケはこういう引き締め系の指揮者だとうまくバランスがとれる。

まずはユジャ・ワンのジュノームが意外な収穫。単なるボディコン(死語)だが実は顔が素朴な女子、単なるピアノぶっ叩きが長所の猛獣系ではない。実にセンスがいい。東アジアの器楽奏者にありがちなメカニック、メトロノーミックなところがなく、自然。

後半は期待通りの安心結果。N響との間にたまにある臨界点越え連鎖反応開始みたいな瞬間には至らないが(これは昨夏のボストン響との幻想も同じ)、この緻密な設計図音響図、安心して委ねられる。
来シーズンは共演はないようだ。このコンビをしっかり聞けたのは結局これ1回のみということになるが、まあ、四半世紀ぶりにこのコンビを聴けてとりあえず満足。
9 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年02月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
2829