mixiユーザー(id:168768)

2016年02月07日18:37

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廃病院

【TRPG感想】
先日はソウさんがGMのネクロニカ(注1)でした。

ソウさんが大好きなシステムで、前々からやりたいと言っていたのが念願叶ったみたいです。
よかったよかった。

ちなみにシナリオにタイトルはないそうなので、このブログのタイトルはフィロスが適当につけました。

◆キャラクター紹介
■名前(PL名):ファラ(フィロス)
性別/年齢/種族:女/14/ドール
クラス:アリス/ロマネスク/ロマネスク
ゲーム的特徴:
アリスの追加スキルである《祈り》の狂気点減少効果がなかなか強力だったのでそれを軸に構築(注2)。
ただ、時間的に2回セッションやることはなかったので結果的に狂気点管理はそんなに厳密でなくてもよかった。

でも役立たずだったかと言うとそうではなく、一応何もできないと困るからと持っていた《狙撃ライフル》が結構命中したのでよかった。
あとはいつも通りリーダー、保護者ロールプレイで活躍。

ロール的特徴:
憧れの人との思い出を胸に記憶を探す少女。
でも「あの人」が誰なのかは思い出せない……。

自分自身が戦闘力がないことを自覚して仲間達を連れていくことを決意したリーダーでした。
PC的にもPL的にもアドバイスする感じの立ち位置でした。

その他:
はい、フィロスです。
世界観的にグロとか痛いのとか苦手なフィロスは一週間ほど心の準備をして挑みました。
GMの調節もあって、そんなに辛くはなかったのが良かったです。

■名前(PL名):いーちゃん(kou)
性別/年齢/種族:女/11/ドール
クラス:ホリック/タナトス/レクイエム
ゲーム的特徴:
前衛として鉄板な構成のはず。
ただ武器にちょっとだけ浪漫を取り込んで《単分子繊維》が威力が乏しく苦戦してました。
最前線で袋叩きにあって大ピンチでした。
でも生き残ってよかったね。

ロール的特徴:
和服に身を包み、その袖から暗器をふるう少女。
かつて孤独であった記憶から逃げるように他のドールたちを気を引こうとする。
……ダイスで決めたはずなのに他のドールたちへの未練が「独占」「独占」「執着」だものなー(笑)。

その他:
いつもノンストップkouさんです。
ただネクロニカはシステムの方が狂ってるのでkouさんの狂いっぷりが覆い隠されて普通に見えますね。
良いのか悪いのか(苦笑)。

■名前(PL名):山田愛菓子(ヤマダ・ショコラ)(青海)
性別/年齢/種族:女/12/ドール
クラス:オートマトン/ステーシー/ゴシック
ゲーム的特徴:
今回のMVP。
強すぎると名高い《かばう》+《肉の宴》で再生肉壁となって仲間を守り続けてくれた。
彼女がいなかったらあっさりゲームオーバーしていただろうなぁ。

ロール的特徴:
《だるま》取得による演出で、手足がない状態で、《バール》を杖代わりにみんなの後をついてくる。
今まで青海さんの人外キャラは何人も見てきたが、ここまで異形なのは初めてではないだろうか。

仲間ドールへの未練が「対抗」や「嫌悪」なので、ツンデレっぽい感じでした。
でも上記のとおり戦闘では大活躍だったので、いいツンデレでした。

その他:
ベテラン青海さんです。
相変わらずデータに基づくロールプレイへの反映がスムーズで素晴らしいです。
あとデータ勘ね。
《肉の宴》強かったねー。

■名前(PL名):メリル(鶏坊)
性別/年齢/種族:女/12/ドール
クラス:ジャンク/ゴシック/ロマネスク
ゲーム的特徴:
《けもみみ》つけて、アドベンチャーパートの調査を一手に引き受けてみたり、
《肉の宴》で回復してみたり、《パイルバンカー》で攻撃してみたり。
八面六臂の大活躍……というよりもちょっと器用貧乏でしたねぇ(苦笑)。

ロール的特徴:
ネクロニカはかなり縛りの強いゲームなので、ちょっと戸惑ってたみたいですね。
まあ、世の中にはこういうゲームもあるってことで。
これからも頑張ってください。

その他:
TRPG経験3回目の鶏坊さんです。
今までがクトゥルフやNOVAなど自由度の高いゲームだったので、ネクロニカはちょっと新鮮だったのではないかな、と。
これからも色んなゲームに触れることができるといいですね。

◆粗筋
ネクロニカは「アドベンチャーパート」「バトルパート」「エンディングパート」の3つからなるので、そんな感じで。
ちなみに、ネクロニカの世界設定的なものは公式ページとか他のブログに譲ります。
説明すると長いので(遠い目)。

■アドベンチャーパート
暗い地下室で目覚める4人のドール。
どこかが崩落しているのか、灯りが漏れてきているため、真っ暗ではないぐらいの明るさ。

目覚めたドールは4人。
でも並んでいるベッドは5つ。
新しい足跡もある。

ということで4人は5人目の姉妹を探すためにぼろぼろになった小児病院の探索を始めたのでした。

「資料室」と書かれた部屋で、この世界が核戦争によって終わってしまったことを知ります。
その最終戦争の中で、病院の医者の心が段々と蝕まれて行き、やがて「子供を救うために、子供をアンデッドに作り変える」という計画に至ったことを知ります。
そこでメリルが「ここの患者だったこと」を思い出して記憶の欠片(注3)をゲットしたり。

「手術室」では、壁一面に少女の名前と番号が羅列された謎のメモが貼ってあったり、狂気的な演出が。

■バトルパート
「処理室」に入ると、アンデッドに作りかえられた助手と看護師たちがいました。

ファラ「わたしたち、ここから出ていいの?」
助手「出る? あの子たちならここから出るなんて言わないはずだ。ああ、また失敗作か」
助手「失敗作は、また殺して、また作り直さないと」

ということで戦闘開始。

いーちゃんの全体攻撃をぶっぱなすため、最前線でいーちゃんと敵だけの状況を作り出す姉妹たち。
ただ、全体攻撃で敵を一掃はできず、逆にいーちゃんが袋叩きに(苦笑)。
かろうじてショコラの《かばう》が隣のエリアからかばえたので、それで耐えしのぐ。

メリルはボスの助手を追いかけるが、移動についていけずに1ラウンド目は右往左往。
その間に雑魚の1匹をファラがヘッドショットしたりしつつ2ラウンド目へ。

ぼろぼろのいーちゃんは割り込み行動で自分をピンチにした雑魚を蹴散らす。
いーちゃんの頑張りでボスの腕と脚は切断成功(注4)。
ファラも敵スナイパーの攻撃に晒されつつも、ボスに向かって狙撃ライフルを撃ち続け。
やっと追いついたメリルがボスにパイルバンカーを滅多打ちしてなんとか助手はばらばらに崩れ去りました。

■エンディング
地上に出ると、そこには蹴散らされたアンデッドたちが散らばっていました。
どうやら5人目がそこで戦っていたようです。
姉妹たちは5人目の足跡を追ってさらに病院の地上部分の探索を始めました。

おしまい。

◆反省と考察
ロール:3点
ゲーム:3点
ストーリー:3点
ボーナス:2点

まあ、全体的に普通に面白いゲームだったかな。
個人的に苦手なジャンルだから、普通に面白かったのはむしろすごいことかも。
GMやってくれたソウさんに感謝だね。
全2話構成の1話で終わってしまった部分はちょっと残念だったのでボーナス-1で。
ん、ストーリー減らすべきかも?

○良かった点
・ネクロニカ面白かった。

○悪かった点
・シーン描写の順番的なこと
・あえて言うなら初心者向けの準備の心構えかなあ。

個別解説。

・ネクロニカ面白かった。
昔遊んだネクロニカは、GMの自由にやってもらったほうがいいかなと思ってあまり動かない結果後悔したので、今回は積極的に動いてみた。
リーダーっぽくふるまってみたり、みんなの狂気点管理したり。
その結果満足できる結果に落ち着いたと思う。
やはりゲームへの姿勢は前向きがよい。
当然仲間達とGMの協力はあるが、昔のネクロニカとの違いって意味でね。
自分の取り組む姿勢って大事だよなーと。

・シーン描写の順番的なこと。
新しい部屋に入ったときに、どのようにその部屋を描写するかというテクニック論。
今回気になったのは何ヶ所かあるが例として上げるなら手術室。

手術室では最初に「壁一面に真っ赤な何かが飛び散っています」。
探索判定に成功すると「壁一面にメモが貼ってあります。内容は〜〜」。
普通に考えれば、メモが貼ってあることには判定なしで気付いていいと思うんだ。
その上で、血で汚れたメモを読みとることができるかどうかを判定するべきではないかと。

狂気判定の都合もあるのかもしれないけれど、「一目で見て分かる情報」は公開しないと、PCが何を見ているのかがPLにきちんと伝わらない。
すると行動決定に時間がかかったり、GMとイメージしているものに齟齬が出たりすることになる。

ちなみに、有名なクトゥルフリプレイシリーズ「るるいえはいすくーる」とかではGMが「では、これから演出を読み上げます」と言ってから長い演出を読み上げていた。
そうすればPLから途中で割り込まれることもないから、恐怖を煽る演出も上手くできるんじゃないかなぁ。

・あえて言うなら初心者向けの準備の心構えかなあ。
今回そんなに悪い点はないんだけどね。
ソウさんが、普通じゃ嫌だ、もっと上を目指す、って言うなら、こうするとフィロスは評価するっていうレベルのポイントを。
初心者向けゲームの運用は、実は普通のセッションの準備と大きく異なる点が多い。

ルールブックもダイスもないことが想定されるので、サマリーやデータ類のコピーは必須。
当然ルールに詳しいわけがないので、多少誘導多めで説明多めのチュートリアル的なシナリオの準備も必要。
ルール説明等に時間がかかるので、シナリオはシンプルである必要もある。
そして、そんな制約の中で最大限「面白かった。またやりたい」と思わせる仕掛けを考えなければならない。

ソウさんが感想戦で言っていた「PLやりたい」のなら、まずは仲間にルールブックを買ってもらわなければならない。
そのためには、上記のような初心者向け対応を意識してとりこむ必要があるかなーと思う。
まあ、ルールブックを買ってもらうために一番簡単な方法はキャンペーンをやることなんだけど(笑)。

もし今回できなかった2話に盛り上がりが準備してあったのだとしたら、意地でも2話に行くように時間管理をすべき。
キャラメイクで3時間も使わなければ、2話まで行けたかもしれないしね。


というわけで超久々のネクロニカでした。
感想書いていて思うのは「やっぱクライマックスにボスが喋らないと盛り上がらないよなー」でした。
ネクロニカというゲームは基本的にNPCが出てこない+NPCが喋らないので、あまり盛り上がりません。
あと、バトルパートが行動カウント+1次元マップなので結構頭を使う。
ロールプレイしてる暇なんてねえよ、という感想はちらほらと見かける。
ゾンビ少女が百合百合しながら遊ぶというかなりニッチなゲームなので、なかなか人を選ぶし、テクニック論が溜まらずゲームが洗練されないのも理由かもしれないなあ。

でもまあ、つまらなくはないゲームだったので、次にも期待したいですね。
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