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2016年02月05日19:22

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こちらも痩せた

柳原可奈子「デブキャラ」不要の声
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=3837841

 下記のとある経済系メルマガの解説が参考になる。東芝は痩せすぎて債務超過寸前か。それを指摘しないマスコミと、どうでもいいニュースにしか反応しない一般人で日本社会は構成されているようだ。


●東芝は4日、2016年3月期の連結業績見通しを下方修正し、最終赤字が7100
億円になると発表した。従来予想は5500億円の赤字だった。電力・社会イン
フラ部門の採算が悪化したほか、パソコンやテレビといった家電、半導体部
門でもリストラ損失などが膨らむ。会計不祥事後の本業不振は深刻で、巨額
赤字により自己資本は大幅に目減りする。財務への打撃を和らげるため、
子会社売却などを急ぐ。
 収益低下の懸念が指摘される米原子力事業子会社のウエスチングハウスは、
 今回は減損損失を見込まない。複数の監査法人が資産を精査し、減損の必要
 なしと判断した。
                 日本経済新聞 2016年2月5日
●日本公認会計士協会が全国の会計士に対して、決算書を厳格に監査するよう
 通達した。
 虚偽記載があった東芝を監査していた新日本監査法人が、「不正を見抜く注意
 を怠った」として金融庁から行政処分されたことなどを受けた対応だ。一部の
 監査法人の失態として話を終わらせず、会計士すべての問題として取り組む
 姿勢をまずは評価したい。
 昨年発覚した東芝の虚偽記載により、「市場の番人」であるはずの会計士へ
 の信頼は損なわれた。会社側とのなれ合いや、形式的なチェックが横行して
 いるのではないかとの疑念が高まっている。会計士は厳しい姿勢で監査に臨み、
 信頼回復を急いでほしい。
                 日本経済新聞 2016年2月5日



★日本公認会計士協会が全国の会計士に対して、「決算書を厳格に監査するよう」
 との通達は単なるお題目、アリバイに過ぎないことが同じ日の新聞で明らかに
 なった。

 2015年3月末の東芝の株主資本は1兆840億円。
 今年度の純損失が7100億江円、年金損や有価証券損等を加算すると20
 16年3月末の株主資本は1500億円しか残らない。
 www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/pr/pdf/tpr2015q3.pdf

 ここで、ウエスチングハウス(WH)の減損必要額の1600億円(子会社の
 WHは既に減損計上しており、親の東芝がこれを否定している)を計上して
 しまえば債務超過になってしまう。

 また、東芝には1600億円の繰延税金資産(将来の利益期待による架空資産)
 も計上されており、この1600億円も償却しなければいけない。
 WHの他にも3300億円ののれん代と言う試算もあり、此処から幾らの損失
 が出て来るかもわからない。

 つまり、今回、厳格な監査をすれば債務超過に陥ってしまう。

 これを認めれば、会社も公認会計士も困ったことになるので、厳格な監査を
 せずWHの損失や繰延税金資産の減額をスルーした新たな粉飾決算に等しい
 決算を出したというわけ。

 粉飾決算を出し続けてきたことに対して、会社も公認会計士も何ら反省して
 いないし、今後も粉飾し続けるという宣言をしたに等しい。
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