世間でいろんな評価があるのは知ってますが、私の目から見たエピソード7(Ep7)は「一点の違和感をのぞけばほぼパーフェクトなスターウォーズ」って感想ですね。構図の取り方も話の自然さも2時間観ていて「やっぱそうだよな!」って思えるとこばかりで、ホントにストレス感じない(※1)っていうか、少なくともスタッフがスターウォーズをよく知っていて思いいれも深いんだってことが伝わってくるような作品です。
※1 個人的にはマーク・ハミルはいまのほうがカッコイイかな。あのフードの両脇から指だけ入れて素顔を出す「ジェダイマスター・ムーブ」とか感涙モンです。
SF的にみればむしろこの手の宇宙冒険活劇なんてのはレトロの領域に入ってるジャンルですが、近年の似たようなジャンルである「スタートレック」(※2)や「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」(※3)なんかと比べてもその傾向が顕著で、演出なんかはここまでくるとレトロというより骨董品レベルというか、まぁいろんな意味でスターウォーズ"らしさ"を出すのには成功してます。
※2 ここでは2009年の最新の映画版を指してます。
※3 2014年公開、いわゆるアベンジャーズのシリーズの一つだったりする。
・・・・・・んでまぁ、こう書けばこの後どう続けたいかもだいたいわかってもらえるんだろうけど、その「たったひとつの違和感」があまりにも強烈で"パーフェクト"とは思っても"ワンダフル"とか"スペクタクル"って気分にならないのですよな。ホントはそこぶちまけてもいいんだけど、どうもその部分がストーリー的に根幹を占めてる部分のようなのでうかつに言うわけにもいかないというか、だからこそもどかしい気分がさらに高まるというか。それに比べたらあの(ピー)が死んじゃうなんてのは私にとってはむしろ全然何の意外性もなかったりします。つうか最初からお前フラグ立てまくりだろっていうかもう死相が見えた気がしましたよぼかぁ。
ともあれ、この違和感がEp8で解消されるのかどうかが今後の興味ってことになるのかな。なんだかんだいってもファントムメナスに比べりゃ以下略(※4)なのですよ。
※4 あ、ダースモールのアクションはいまでもスターウォーズ史上最高だと思ってますよ、はい。
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