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2016年01月30日19:28

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世の中の奥さん方は不倫に厳しすぎるんじゃないのかな

ベッキー、続々休演へ テレ東「ありえへん∞世界」も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=3827663

ベッキーの不倫問題については先日も書いた。正直なところ、いまどき珍しくもなさそうな些細な問題であるにも拘わらず、少々騒ぎ過ぎな感じがしてならない。

僕の周辺の人たちのこの件に対する意見を聞いていると、総じて、奥さん方、特に専業主婦はベッキーに対して厳しい姿勢で臨む人たちが多いようである。同じ女性でも、独身者や、既婚女性であっても職業に就いているような人は、専業主婦に比べれば、よほどマイルドである。

要するに、専業主婦にとってみれば、「妻」という定年のない職業に就いているという感覚なのであり、何よりの「身分保障」なのである。したがって、亭主と浮気をして妻たる自分の立場を脅かすようなオンナなど絶対に許してはならないという具合に、「ゲス谷」の奥さんに思いっきり感情移入してしまうのであろう。亭主と浮気をするオンナのことを、「泥棒猫」などと呼ぶのも、自分が苦労して捕獲した獲物(亭主のこと)を横取りされては困るという、世の専業主婦の本音のあらわれであろう。

その点、独身女性の場合、どちらかというと、「泥棒猫」側になる可能性の方が高いし、既婚女性であっても、職業に就いている女性の場合は、仮に亭主と離婚したところで、自活できる基盤があるので、専業主婦ほどには困らない。専業主婦にとっては、亭主に逃げられることは、自分の生活基盤を喪失することを意味する。会社にリストラされるかも知れない中年男と同じような危機感を抱くのは当然であろう。

以上のとおり、芸能人が不倫問題が起きた場合、当事者である男女のうち、女の側への指弾が厳しくなる傾向があるのは、世の女性、特に専業主婦を敵に回してしまうからであろう。

ついでに言えば、テレビのワイドショーの主たる視聴者も主婦である。独身OLや共働き女性は昼間からテレビを見るほどヒマではない。きっとテレビ局に苦情電話を入れているのも、ヒマな専業主婦と高齢者にちがいない。大阪都構想の住民投票において、老人を敵に回した橋下が負けたのと同じ理屈であろう。

男性の役者などが奥さん以外の女性に子どもを生ませても、ベッキーほどには叩かれないだろう。女性は同性に対するほどには男性には厳しくないからである。男性は尚更である。「ちょっと羨ましいかも」とか、「養育費たいへんだろうな」と思うことはあっても、叩いたりはしない。他人は他人。自分には関係ない。

たぶん、あと10年くらい経ったら、「専業主婦」という言葉が死語になっているかもしれない。少子高齢化社会が進んで、日本においても、共働きがむしろ当たり前になるんじゃないかと思うからである。そしたら、「泥棒猫」なんて言葉も死語になるんだろうし、自分たちの立場を脅かす存在として、今回のベッキーみたいな女性を必要以上に叩くこともなくなるのかもしれない。
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