週刊文春が報じた甘利経済再生担当大臣の金銭授受の問題が、
国会でも大きく取り上げられています。
僕は文春の記事を読んでいませんが、
この問題幾つかの疑問点がありますので、書いて置こうかと思いました。
1点目は、この金銭授受を公にした業者の意図です。
甘利大臣と会ったのは2年前との事ですが、
何故今になって公にしたのでしょうか?
一時は熱心な支持者だったとの報道もあります。
何か感情的な対立があったのでしょうか?
金銭を渡して、都市再生機構との交渉の口利きを依頼したとの事ですが、
これが上手く行かなかったのでしょうか?
甘利大臣とのやりとりを録音していたとの事ですが、録音の意図も分かりません。
録音を元に揺すったけれど、甘利大臣の方で応じなかったのでしょうか?
いずれにしても、公にした意図が単なる正義感とは思えません。
2点目は、甘利大臣と都市再生機構の関係です。
甘利大臣からの口利きはあったのでしょうか?
口利きをしてやると言って金銭を受け取った場合は
あっせん利得罪になる可能性が高いですし、
金銭を受け取って、口利きをしなかった場合は詐欺罪になる可能性もあると思います。
石井国土交通大臣は、
国交省と都市再生機構に事実経過を調査するよう命じたとの事ですが、
この調査では、該当する案件の詳細な経過を明らかにしないと、
国民は納得出来ないような気がします。
3点目は、どうして週刊文春だったのだろうかと言う事です。
今回の案件は、業者サイドから持ち込んだネタのような気がします。
何故新聞社ではなく週刊文春だったのでしょうか?
新聞社の上層部と政界とが癒着しているため、
記事になる前にもみ消されるとの思いがあったのでしょうか?
このように業者サイドが新聞社について考えていたとすると、
日本の新聞社はジャーナリズムの名に価しないような感じがするのですが。
甘利大臣は、TPP交渉の日本側の窓口になって来ました。
TPP交渉の批准を前にした今回の暴露記事は、
TPPが実現すると困る人がいて、背後で操っているようにも感じるのは、
ミステリーの読み過ぎでしょうか?
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