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2016年01月20日18:07

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「超論暴論」〜1人を除いて大幅に入れ替えたものの、それでも勝った!さあ、次は…

2日前の対タイ戦から先発メンバーを10人入れ替えたというから、同じ顔はわずか1人、川崎フロンターレの奈良竜樹のみである。体力を温存するために主将の浦和レッドダイヤモンズMF遠藤航に代わって主将マークを巻き、ピッチに立ったのは奈良のチームメイトであるMF大島僚太で、そのMFでは共に齢19であるガンバ大阪の井手口陽介と鹿島アントラーズの三竿健介が今大会初出場というサッカー日本代表であるが、ブラジル・リオデジャネイロ市で行われる夏季五輪出場への切符をかけたアジアサッカー選手権(AFC)のU-23選手権の第3戦はサウジアラビアと対戦して2対1で勝ち、すべて白星で1次予選を勝ち抜いた。
 先制点は31分に大島が挙げる。30m近い強烈なミドルシュートを叩き込んだ彼は「イメージ以上。こんなゴールはあまり記憶にない」と控えめな笑顔ではあったが、内心はうれしかったに違いない。主力として活躍する川崎では過去3年間、リーグ戦でのゴールはないが、「流れがうまくいっていなかったので、一発も考えて思い切って打った」という相手をかわして大きく空いたスペースを生かして足を振り抜くと、無回転に近い鋭いシュートがネットを揺らす。豪快な一発は積極性が生んだと言えよう。
 日本の2点目を決めたのは、井手口であった。53分に右サイドに切り込んだレッドブル・ザルツブルクのFW南野拓実からのパスを落ち着いて右足で合わせ、ゴールに突き刺す。今大会初出場であったものの、浮足立つ様子もなく攻守で走り回って貢献した井手口は「出場できず悔しい気持ちがあったので、結果が出せてよかった。まだまだやれると思う」と力強く語る。その井手口は主将マークを着けた大島に「話しながらで、やりやすかった」と感謝していたが、この試合は彼が声を掛けて統率しながら攻守の要を担う。大島は遠藤とチームの中心となるボランチを務め、正確なパスで攻撃の起点となってきたが、最初の北朝鮮戦では緊張から本来の動きができなかっただけに、手倉森誠監督は「彼の復調が、チームにもたらす影響力は絶大」と果敢なプレーを歓迎する。
 後半にPKで1点を失ったものの、結局日本は逃げ切った。手倉森監督は「何とか勝てて良かった。トーナメントで『負ければ終わり』という事を意識し、『試合でシミュレーションしよう』という話をしていたが、きょうの勝利で、少しトレーニングになったと思う。予選の3試合で成長した部分は、23人の誰が出ても勝てるようになってきた。次からは負けたら終わりなので、しびれる試合になる。国民の皆様の後押しを感じながら戦いたいので、一緒にしびれてほしい」と1次予選の総括と準々決勝への思いを語る。指揮官の言葉にもあるように、次からはより厳しい戦いになるが、大島は「まだ満足していないが、良い意味で自信を持って自分たちのサッカーをする事が大切」と前を向く。
代表イレブンの戦いはこれからであり、とにかく頂点に上り詰めて帰ってきてほしいと思うし、国内のサッカーフリークはすべてサポーターとなって後押ししてほしい。いよいよ準々決勝である。

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