(転載)
福島の農家に嫁いだ奥様より
「食べて応援」なんて、幻想なんです。
3.11以降、福島産の農作物の価格が低下してること自体は当然だと思ってます。
でも実態は、復興だからと、作れ、売れと。
そして不安を抱えながら作った農家を待っていたのは綺麗な建前で武装した強者による搾取でした。
米が、業者にものすごく安く買いたたかれているんです。
事故前の約1 /8 〜1/12くらいの金額なんです。
我々のお米は、食品会社やら、外食産業に流れ込んでいます。
もちろん、お米だけではないです。
買い取り金額が、あまりにも下がり全く利益がないんです。
完全に、足元見られているのが現実なんです。
対外的には、こんなことを言ってたりします。
「私共は復興を支援しております。食べて応援しましょう!」
もし本心から応援したいなら、農家からしたら、例年の定価で買ってほしい。
それが嫌なら綺麗事なんて言わないで。
被災地支援を、弱者を自社利益のための口実に使っているように思えてならないのです。
挙句の果てには、「こちらのエリアは、補償対象地域外ですので補償金がでません」と、言われる始末。
福島の農産物が安くなるのは仕方ないんです。
安いものを買うのも当たり前なんです。
ただ、それを利用し、綺麗事を言っている方々がいて、農作物は良くても生活するのが苦しいんです。
政府は、
「日本はひとつ」「絆」「復興支援」
そう言いながら、自分たちの目的のため、わざと復興をと、膨大な電力を使い、制作費たくさん使いタレントの出演費をかけるテレビ。
キレイなこと言いながら、撮影現場の影で「セシウム米」とあざ笑う現場があるのです。
やはり仕入れ業者も、被災地農家に付け込み買い叩き、表では「被災地支援!」ときれいごと。
東電は黒字のボーナスもでてると聞いてます。
東電さん。
買ってくれてますか?
定価で被災地の食材買ってますか?
「買わない、喰えん!」
というなら、作らせず、その分農家 の保障してほしい。
我々は、生活のために作るしかないんです。
外食には福島の米が安価で流れています。
だから、気にする方は気にしてください。
気にしない方は、気にしないでください。
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