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2016年01月19日08:13

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睡眠導入剤(ハルシオン)

朝起きると、家の周りは、2センチほどの初積雪でした。

さて、
病院内の不審死を題材に、腎臓内科の研修医を主人公にした医療小説:
久間十義著『デス・エンジェル』を読みました。
(小説の中で)
精神疾患を抱えている若い女性の患者が入院し・・医師への刃傷沙汰を起こし、・・
鎮静剤(デパス)と、睡眠導入剤(ハルシオン)を処方された夜・・自殺したと。

小説の中では、薬害の話は出てきませんでしたが・・ハルシオンが出てきましたので・・

(2012年2月発行の小冊子に紹介されていたコラム・・
NPO法人医薬ビジネスセンター「薬のチェックは命のチェック」より引用します)

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『ハルシオンスキャンダル』
20年ほど前ハルシオンが世界的な問題になった。
米国ユタ州で母親を銃で撃ち殺した50歳代の女性が起訴された。
精神科医の鑑定によって彼女はハルシオンのせいで精神病になった、
ということで殺人罪は不起訴に、
しかし、母親を殺してしまったのはハルシオンのせいだとして、
製薬会社のアップジョン社(現・ファルマシア社)に対して損害賠償の訴訟を起こした。

当初、アップジョン社は非を認めなかったが、1972年に行われた臨床試験データを
裁判所から提出するように言われた直後、突然、和解を申し出、賠償金を払うことで決着。
臨床試験データは提出されないままだった。

この時のデータはハルシオンの承認申請の為に実施された囚人を対象とした結果だった。

その後、その臨床試験では、30人のうち13人に
パラノイア(妄想症)、うつ病、記憶障害などの重大な精神科的副作用が起きたのに、
報告されていなかったことが判明。

しかも、FDA(米国食品医薬品局)の調査によって、ハルシオンの別のデータが
完全な捏造であったことも発覚。
ヨーロッパ各国で販売中止になったり、医療保険では扱わなくなったり、
事実上ほとんど使えなくなった。
たとえ使っても用量は0.125mgか0.25mgだけを厳しい警告付きで販売している。
(小説では0.25mgを2錠)

ところが、日本では、現在でも1日0.5mgという高用量を認め、
ハルシオンの年間売上の約6割を、日本が消費している。
ハルシオンなどベンゾジアゼピン系薬剤は、麻薬及び向精神薬取締法の対象。

しかし、実際には日本では医者がよく処方する薬剤であり、
日常使われている薬剤の約5%を占めている。ハルシオンが大いに貢献(?)している。

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訳のわからないような・・凶暴・凶悪な事件・事故の背景に、
これらの薬害が関係している場合もあるでしょうね

昨年のセミナーでの患者さん相談であったように、
睡眠薬は、(松果体などの脳の中枢に障害を与え)頭痛の原因にもなるようです。
治療家としても知っておく必要があるようです。

もう一度『重大な副作用』を
◎薬物依存、離脱症状・・
◎精神症状:刺激興奮、錯乱、攻撃性、夢遊症状、幻覚、妄想、激越等
◎呼吸抑制: ◎一過性前向性健忘、もうろう状態 ◎肝炎、肝機能障害、黄疸

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日曜日、図書館で、ゲイリー・グリーンバーグ著
『「うつ」がこの世にある理由=作られた病の知られざる真実』が目にとまり借りました。
著者は、サイコセラピスト(臨床心理士)のようです。直訳的な翻訳で読みずらいですが・・
『精神科は、今日もやりたい放題』の内科医・内海聡氏と同じような目線ですか・・

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