mixiユーザー(id:4928124)

2016年01月18日21:12

267 view

「超論暴論」外論〜澤穂希に続き、海堀あゆみもピッチを去る…

 INAC神戸レオネッサにとっては、クラブの中心であったMF澤穂希女史に続く衝撃の発表である。5年前にドイツで行われた女子サッカーW杯では澤女史と共に日本女子代表=なでしこジャパンが大会を制覇する原動力となり、さらに準優勝の昨季のカナダW杯でも中心選手として活躍したGK海堀あゆみが今季限りでピッチを去る事を表明した。なでしこリーグでもスペランツァFC大阪高槻からINAC神戸を渡り歩いて通算215試合に出場した彼女であるが、最近は自分の満足したプレーができず、限界を感じていたという。
 海堀は「身体のパフォーマンスが以前に比べて上がらなくなり、日々最大のライバルである自分自身に勝てなくなった。選手として、常に最高のパフォーマンスを出す事を信条に鍛錬を続けてきたが、『納得のいく状態まで上げられなくなった以上、選手を続ける事は信条に反する』と考えて決断を下した次第である」とコメントを出したが、澤女史の齢37に比べて海堀は齢29とまだ若くは感じるものの、フィールドプレーヤーよりもかなりハードなGKだけに、身体も心もボロボロになってしまったのかも知れない。それでも頂点に立ったドイツ女子W杯では、決勝の対米国戦でのPK戦で2本のシュートを止めるなど初めての優勝に大きく貢献し、先述のカナダW杯でもなでしこの準優勝に貢献するなど、「なでしこの守護神」としての海堀の役割は大きかった。
 海堀が現役を退く事で、今後のなでしこの守護神は彼女のライバルであった岡山湯郷ベルの福元美穂やジェフユナイテッド市原・千葉レディースの山根恵里奈、そして若手からは日本テレビベレーザの山下杏也加の争いになるが、来月末から行われるブラジル・リオデジャネイロ市の五輪予選を前にした合宿ではこの3人が正GKの座を目指してしのぎを削る。現時点では福元と山根の争いとなりそうであるが、山下もどこまで食い込むか興味は尽きない。
 今後の身の振り方はまだ決まっていないという海堀であるが、できれば澤女史同様になでしこの力になってほしいと思うし、コーチとして代表チームに残るのも良いと思う。代表としては53試合出場という彼女、代表でもINAC神戸でも守護神としての役割をまっとうし、ユニフォームを脱ぐ。お疲れさまでした。

2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する