【週末読書】戦略の本質 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ

戦略の本質 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=6581993&id=274189


この本は、以前に読んだ「失敗の本質』に続く内容になっています。
「失敗の本質」が日本が大東亜戦争でなぜ負けたのか、というのをいくつかの戦闘を通じて研究した本だったのですが、こちらの本は、苦境から逆転した戦略、そして本質とはなんだったのかということを実際の6つの戦争や紛争を紹介し、それからまとめで「戦略の本質」というものをまとめる──という内容になっています。

まあ、ベトナム戦争だけは「超大国アメリカがなぜ北ベトナムに負けたのか」という内容になっていますが。

終章の「戦略の本質とはなにか」というのはすごく納得できたのですが、毛沢東やマッカーサー、チャーチルなどをものすごく良く書き過ぎているような気がして「ホンマか！？」と思いながら読みました。

特に毛沢東……。
この本に書かれていることが本当なら、蒋介石を追い出したあとの豹変ぶりってなんなんですか〜。と思わないではいられません。

まあ、最終章の「10の命題」は納得できるものばかりだったので、自分の仕事の上でも少しくらい役立てることができればいいのだけど……。