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2016年01月17日07:32

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鑑定士と顔のない依頼人

久々に「映画」を観たような気分。

映像に出てくるものが一流品ばかり。
と言っても私は一流品がどういうものなのか、それがホンモノかどうか
もわかってはいないのですが。

でも、いかにもモノが良さそうな食器、家具、洋服などにかこまれた生活
って…

昔、こういうものをスクリーンで(特にヨーロッパ方面の映画で)観ては、夢を描いて
いたことを思い出しました。

主人公は爺さんです。

この爺さん、ただの爺さんではありません。
美術品の鑑定士として超一流であるだけでなく、オークションマスターとしても
著名な人物です。

しかし未婚です。
名画の中の女性(写真のようにたくさんありますが)、に囲まれて静かに過ごす
時間を何よりも至福の時としている…ちょっと寂しい人物です。

主人公が爺さんなところがミソです。

人生のほとんどの時間を美術品とともに過ごしてきた、というか、それだけに
全てをささげてきたような人物が、人生の最晩年に初めて生身の女性に恋を
した。

しかし、その女性がとてもミステリアスな設定です。
美しいです。

最後にはトンデモナイ結末が待っています。

ストーリーは話さない方がいいと思います。
とても不安定な展開で、通常なら途中でだれてしまいそうですが、作り込み
が素晴らしいので最後まで一気に観ちゃいます。

主人公、どこかで見た人かと思ったら、「英国王のスピーチ」のあの家庭教師
でした(ジェフリー・ラッシュ)。

今回も素晴らしい演技。
参りました。

2013年伊
☆☆☆


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