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2016年01月12日05:30

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「超論暴論」外論〜名球会フェスティバル、岩瀬は無難に抑えたが、山本昌は和田と小笠原相手に被弾!

成人の日に福岡ヤフオク!ドームで画期的と言えるイベントが行われた。通算で投手ならNPBで200勝、または250セーブ以上、野手ならNPBで2000本安打を記録すれば入会できるという「生ける伝説」の面々が集まったプロ野球OB会が、来るべく4年後の東京での五輪に向けて野球への振興を促進するため、「名球会ベースボールフェスティバル」というお祭りを開き、50人近くの現役選手やOB、そしてソフトボール界からも中国・北京市で8年前に開かれた五輪で金メダルを受賞した地元福岡市出身の上野由岐子ら女子日本代表の10人近くが参加したという。
イベントでは野球教室やソフトボール日本代表と名球会メンバーの1打席対決が行われた後、目玉であるセントラル対パシフィック対抗戦と相成ったが、始球式で福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長と読売ジャイアンツ終身名誉監督である長嶋茂雄氏の対戦というめったに見られぬものを堪能した後に、試合へと移る。セ・リーグは阪神タイガースの金本知憲、パ・リーグはホークスの工藤公康両監督が采配を振るい、自らも選手として出場したり、往年の伝説的選手の懐かしき対決という演出もあったが、当然ながら中日ドラゴンズから参加した現役とOBの面々も随所で登場してファンを沸かせた。
まず今季も現役を続ける岩瀬仁紀であるが、彼は5回に5番手で久しぶりの実戦マウンドへ上がり、1回を2安打無失点に抑える。左ひじの故障が尾を引き、昨年は二軍でも練習でも実戦登板がなかった背番号13であるが、ストレートの最速は130Km/hでコントロールもまとまっていた。岩瀬と共に数少ない現役からの参加である東北楽天ゴールデンイーグルスの松井稼頭央とも対戦して右飛に打ち取るなど収穫十分の内容で、登板後もひじには問題がなかった岩瀬は満足そうにこう語っている。
「まず投げられた事が良かった。故障がなくて何よりで、実戦感覚さながらに良きシミュレーションができた」。
 一方、岩瀬が登板した次の回は昨季限りで現役を退いたドラゴンズの先輩、山本昌広氏が2回に投げて以来となる異例の再登板で引き継いだが、その相手は同じく昨季限りで現役を退いたドラゴンズのチームメイト和田一浩氏と小笠原道大二軍監督であった。パ・リーグ側に捕手がいなかったために、捕手ができてかつては埼玉西武ライオンズと北海道日本ハムファイターズでそれぞれ主力であった2人がパ側に入ったが、セが2点リードしている状況で和田氏が同点の2点本塁打を放つと、続く小笠原二軍監督も右翼へ勝ち越し弾を叩き込む。小笠原二軍監督は「入ると思わなかったので、良かったです」と相好を崩したが、マウンド上の山本昌氏はまさか一緒に引退した仲間から一発ならぬ二発も浴びるとはも予想しなかった事であろう。想定外の事態に、50歳まで現役を続けた左腕はグラウンドで大の字になって悔しがったのは言うまでもない。
 結局この対戦は6回打ち切り(当初は7回終了の予定であった)でパが7対5で勝利したが、勝敗よりも「生ける伝説」の現役やOBたちがグラウンドで元気にプレーした事にファンは感銘した。できれば、来季以降もヤフオクドームで恒例の行事として開催してほしいものであるが。

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