シュバルツェスマーケン

というアニメを観た。

世界設定は面白い。
ギスギスした感じ、自由の欠片もない感じがいい。
東西ドイツに分かれてるのに東ドイツがナチスドイツ逆戻りしてるのは気になるけれど、世界設定上そうなる流れがあったのでまあいい。

原作は知らないけれど、もうちょっと会話の中にドイツ語の単語、例えば返事とか散りばめてくれるともっと格好よかった。
敵のデザインは素敵。
メカデザインも悪くない。

機動兵器で敵対空兵器を排除後すぐ面制圧爆撃というのもよかった。
女性キャラが多いのとパイロットスーツがエロいのはまあ仕方がない。
政治将校が同行して上からの命令を伝えるのがその政治将校というのはいい。
政治将校が部隊員を呼ぶとき「同士○○（階級名）」というのもいい。
政治将校と部隊長の仲が良すぎるのはちょっとだめ。

撤退命令が出ているのに敵を前にして暴走するA。
それを止めようとするB。
その二人をフォローするように言われていたCは付き合ってられるかと離脱しようとする。
そこへ敵の奇襲。
Aを庇ってB死亡。
私はBが死んだのはAのせいだと思う。
けど部隊長はCに対し「操縦が上手いだけでは衛士（おそらくはパイロットのこと）失格だ」と言う。
確かに軍隊でのチームワークってやつは、個人の活躍だけではなりたたないものだから「馬鹿の子守りで死ぬのは御免だ、死にたきゃ勝手に死ね」ってわけにはいかないなと思う。

こんな感じで途中まで観てて１００点ではないけれど、まあまあいい感じ。

で、途中で助けられたヒロインらしきキャラが目を覚ます。

台無し。

いつ死んでもおかしくない地球外生命体との戦いに怯え、隣人、仲間、親兄弟からの密告に怯えっていう素敵な設定なのに。
あれですかね、純真無垢（笑）なヒロインの癒し（笑）で主人公の冷めた心が解きほぐされちゃって、「俺があいつを守る」とか言い出すんですかね？

まあ１話だけで判断するわけにはいかないですけどね。
もう少し様子を見てみたいところです。

ガンパレード・マーチ的な敵設定なら「ダイナミックフィギュア」をアニメ化すればいいのに。
上巻を１クール、人気が出たら下巻を第２クールで。
四国が舞台で地名とかも沢山出てるから聖地巡礼要素もあっていいと思うのに。
（ちなみに四国の太平洋側は壊滅してます）

あとアメリカは「彷徨える艦隊」をTVドラマシリーズ化してくれないかなぁ。
今のCG技術で作れば超格好いい艦隊戦が作れると思うんだけどなぁ。