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2016年01月04日21:22

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「超論暴論」外論〜連覇の上に完全優勝!青学大はまさに無敵と言えよう

 アンカーの渡辺利典が10区を走り終え、東京・大手町のゴールに着いた瞬間、青山学院大学は1度も首位を許さない完全制覇で今季の東京箱根往復大学駅伝競走の連覇を果たしたというからお見事である。往復10区間の合計タイムが10時間53分25秒、2位に3分4秒の差を付けてスタートした復路は往路同様に5区間中3人が区間賞を奪い、その差を7分11秒に広げてゴールしたというから、もう「無敵の走り」と言っても過言ではない。
 前回の大会は過去最速のタイムで独走したが、その時のメンバーのうち、卒業したのは8区と9区を担当した走者だけというから、そこまで戦力は入れ替わっていなかった。さらに今季は1万mを28分台で走る事が可能な走者を11人揃えていたというから、その穴を埋めるだけの戦力は十分に揃っていたし、「山の神」と呼ばれる5区の神野大地に加え、出雲全日本大学選抜駅伝競走と全日本大学駅伝で区間賞を獲った久保田和真もいた事は大きいと言える。とは言え、神野はここまで故障に苦しみ、久保田も先月に調子を落とすという不安材料もあっただけに、「絶対有利」とは言われながらも重圧は大きかったのではないか?原晋監督も「シーズン前半は『今回も楽勝』という雰囲気ではあったが、箱根が近付くにつれて監督の私自身だけでなく選手にも重圧がかかってきた」と振り返るのも無理はなかろう。
 重圧はあったとは言え、他校なら間違いなくレギュラーという選手が控えになるという層の厚さであるから、重圧に耐え得るだけのチーム力があった事は確かであった。入部させた選手を確実に成長させ、それを確立させたら巷の評判となって各地の有力選手が次々と青学を目指すのであるから、やはりちょっとやそっとでは壊れる事のないチームになっていくのも当然と言える。
 原監督は、「幸福指数が300%に上がった。学生駅伝の歴史の上で最強の軍団を証明できてうれしく思う」と喜びを爆発させたが、頂点が何年も続けば間違いなく進化する。来季、そして再来年と青学大がこのまま強さを維持するのか?今後も目が離せない。


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