迫害は「臭い」から始まる

■受動喫煙防止、法制化へ＝罰則規定は先送り
(時事通信社 - 12月29日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3782012

意外かも知れねーけどよ、自治体の独自の条例で、路上喫煙を禁じてるのは、「世界で日本だけ」なんだよな。

で、WHOの煙草の健康被害に関する学術的根拠やデータとかも、「まるで反捕鯨団体みてえに、首捻るもんばかり」なんでなあ。

過去の動物実験でも、「煙草の煙を吸引して、肺癌を発症したラットは皆無」だし、そもそも「煙草を1本吸うと寿命が5分縮む」とかって、果たして学術的な根拠でもあんのか？世界一長寿の故泉重千代氏は愛煙家で120歳迄生きてるので。

因みに、クルマの排気ガスやディーゼル煙とかは、動物実験でも発癌性が証明されてるよ。あ、放射性廃棄物もそーだけど。

驚いたのは、「受動喫煙の危険性が喫煙者本人の数十倍」だと・・・これ、統計学的にも学術学的にも「殆ど、電波か妄想に近い」ので・・・常識的に判別すれば、「発癌原因は、煙草以外のナニか」と考えるのが順当だと思う。

更に不可思議なのは、「歩き煙草が原因で、失明した子供」だよな。これにしても公的な統計すら、警察庁にも厚生労働省にも、おまけに環境省にも存在しない。殆ど「都市伝説に近い」んじゃねーか。

てか、俺は、個人的な嗜好を、似非科学を行政が単純に根拠すらねーのに信じて、それを法律で規制するって、すげー反知性的だし「ファシズム（全体主義）」だと感じるけどね。

まあ、気管支系が弱い人や、所謂科学物質過敏症の人も、最近は増えてるみてーだけどさ、こいつは煙草の煙よりは、アスベストにホルムアルデヒトとかの新建材の影響の方が、寧ろ大きく、これは厚生労働省に明確な健康被害のデータが存在してる。

俺が毎日80本は吸ってるハイライトのパッケージには、相変わらず、「喫煙者は肺がんにより死亡により死亡する危険性が、非喫煙者に比べて約2倍から4倍高くなります」とプリントされてんだが、その前文には「疫学的な推計によると」と明記されてんだ。

勿論、「学術的な統計によると」なんて、一切記載されてねーよ・・・振り返れば、煙なんざ、焚き火でもバーベキューでも、サンマの炭火焼でも発生するからね。それこそ有害物質なら煙草より多い。「乾燥させた植物を燃やしてる行為は同じ」なんでな。

匂いが嫌いなら、こればかりは「好みの違いの範疇」だろ・・・俺も女性の過剰なコロンとかは正直好みではねーけど、面と向かって「臭いんで何とかして下さい」とは、絶対に抜かさねーよ。理由は「本当に些細な個性の差なんだし、それで誰かを排除するなんざ、本当にくだらねえ」ので。

てーか、「誰かの多様さを認めるのが、人の社会性の第一段階の筈」だ。「この人は○○」だからで、会話すら拒めば、即ち「社会的マイノリティへの迫害に化ける」のでな。

少し想像して欲しいよ・・・「この程度の違いで、誰かを過剰に叩いたり排除に廻った先の未来」ってのを。

次に、社会から排除されるのは、誰か？・・・「酒を飲む自堕落な人」「健康管理すら出来ねえ肥満した人」に、或いは「生活保護制度や傷害者年金で、細々と日々を紡ぐ人」かも知れん。

・・・「臭い」って、最初の差別の出発点かも知れないね。国内の在日朝鮮人を過剰に叩く、ヘイト豚達は、トラメガで「キムチ臭い！」と連呼する。ムスリムの排除を叫ぶ欧州の極右団体とかも、彼等を「香料臭い！」と叫ぶ。

どっちも、「その個人との、直接的な会話を拒否してる姿勢は同じ」でな。

その根底に介在すんのは、「誰かを、二等市民や劣等人種に矮小化してでも、自らの相対的優位性（勿論、幻想だが）を確保してー、浅ましい自己顕示欲に満ちてる」としか、俺には映らん。

そうそう、世界一著名な「優生主義者」が、過去に存在してたねえ。そやつは禁酒禁煙を説き、肉食も「血液を不浄にするから」と禁止を呼び掛けた。今、この世界でそいつを実践してるのは「イスラム国」だけなんだけどな。

で、そいつの名前は、「アドルフ・ヒトラー」なんだが。