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2015年12月15日19:31

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格安の終焉

僕は大学生の頃に塾講師のアルバイトをしたおとがありまして。

当時の時給が1200円かそこらだったので、他のアルバイトに比べたら時給は良かったと思います。

掛け持ちしていたスーパーマーケットのアルバイトでは時給が750円とか、そんくらいでしたから塾講師の仕事は時給の面から見ると、確かに良かったです。

じゃあ何でスーパーのバイトと掛け持ちしていたか、と言うと、塾講師の仕事なんて1週間に2時間とか3時間とか、そんくらいしかなかったんです。

1週間で3600円にしかなりません。

それに比べてスーパーなら休みの日は開店から閉店まで14時間くらい働けるので、1日で1万500円くらい稼げるんです。

それ以外に平日の夕方から閉店までもシフトに入れば、毎月の収入が10万円を越えることもありました。

塾講師の方は1ヶ月で1万4400円くらいですから、比べ物になりませんでした。

まあ、小学生に「先生」と呼ばれるのも悪くないんで、しばらく掛け持ちを続けましたけど。

さて。

時給を1500円にしたとしたら。

例えば、時給750円のアルバイトを雇って経営している激安店とかは、深刻な影響が出ます。

今まで常に店に4人いたアルバイトを2人に減らせば人件費は上がらないので、人を減らすのは最初の対策です。

今まで安い時給でわずかでも稼げていた人の何人かは仕事を失います。

とは言え、激安店と言うのは、そもそも今までから人件費は極限まで削っていたハズです。

今まで4人いた店員を2人にしてもやっていけるんなら、今までから2人しかいなかったに違いありません。

どうにかこうにか4人を3人に減らすのが関の山かも知れません。

それだと赤字になるので、最後の手段は価格に転嫁すること。

今まで激安で販売していた商品の値上げを敢行するしかないかも知れません。

今まで給料が安いので激安店で激安の商品を買っていたのに、給料が増えたら物価も上がりました。

それでも給料の増加の方が多いので、今までよりは余裕のある暮らしができるハズなんで大丈夫です。

まあ、店員を4人から3人に減らした時にクビになった人は、収入が途絶えた上に物価も上がって、ダブルパンチですけれども。

▼最低賃金1500円を 貧困の体験
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3759981
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