のであれば、気の合う編集者を見つけるべきである。
と、簡単に言うがこれが本当に難しい。
とにかくあっちゃこっちゃ出版社を回るしかない。光る才能があれば必ずどっかの出版社で気の合う編集者と出会う。
オレもかつて出会った。保谷さんである。
本当に彼とは話が弾んで、非常にニッチな話題で盛り上がったりした。本当に人間的に信頼できる人で今は編集部内で出世してるんじゃないかなと思う。と、いうかしててほしい。
オレは彼の期待に応えることができなかった。
オレが所詮それまでの存在だったということである。オレがマンガに真剣でなかったという証左である。
なんであの時必死に食らいつかなかったんだろうと後悔する気持ちも強い。
もう10年以上も前の話だがいまだに後悔している。
あのチャンスをみすみす逃した自分のヘタレ具合に嫌気がさす。
正直に言うがかなり深い傷である。保谷さんにも申し訳ないという気持ちで。
まあ当の保谷さんはオレのことなど覚えてもいないかもしれませんけどね。でもそれでいいです。オレ自身の問題なのだから。
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