レトロゲーをクリアしてみようのコーナー。
今回プレイしたのはファミコンソフト「ファイナルファンタジー」です。
厳密に言うと「�機Ν供廚箸いΕ妊�カセットですけど。
完全移植らしいです。もちろんバグまで。検証してないけど。
言わずとしれたスクエアの人気シリーズですね。
与太話ですが、実はＦＦ�祇�作時、スクエアは倒産の危機にあったそうです。作ってる最中に会社を貸事務所に移転するほどの困窮ぶり。
それがまさに起死回生の一発となったわけですね。
数十年後に同タイトル映画で再び会社が消えかかるんですけどｗ
さて。
ＦＦ１は、他のナンバリングタイトルと比べて、かなりシステムや遊び勝手が違います。
一番大きな違いはやはり魔法でしょうか。
ＭＰではなくレベル毎の回数制、ぶっちゃけウィザードリィのようなシステムで、そのため乱発できません。
また、内部データミスにより、２つの魔法が効力を発揮しなかったり、またバランス上ほとんど効果を期待できなかったりと、トータル的に見て魔法の重要性がものすごく低いです。ケアルですら不要と言えるほど。
最強パーティ編成が「戦士・戦士・モンク・赤魔術士」ということからもそれが窺えると思います。
ちなみにぼくは上記最強パーティでプレイしましたが、必要だと思った魔法が「ヘイスト」「レイズ」の二つのみでした。あとは前衛たちがひたすら殴るのみ。
ちなみに回復はかなり大事ですが、後半で手に入る「癒しの杖」と「癒しの兜」×２で戦闘中にもりもり回復できるので、魔法の出番はありません。
また、魔法は「買う」ことで覚えますが、１レベルにつき３つまでしか覚えることができず、一度覚えた魔法は忘れることができないため、かなり慎重に、考えて習得しないと後悔します。
特に赤魔術士は、白魔法も黒魔法も合わせて３つまでなので、攻略情報などで魔法の効果をよく調べてから覚えないと大変なことにｗ
まあ、そのほとんどが無用の長物でしたけどね・・・
あと、とても不便だったのが防具。
このゲーム、手に入れた武器や防具は「アイテム欄」に入らず、そのままパーティの誰かが装備欄に所持することになります。
武器も防具も、１キャラにつきそれぞれ４つまで。
武器は、どのみち装備できるのが１つなので（両手武器とかはない）、３つの空きがあるので充分すぎるほど所持数に余裕があるんですけど。
問題は防具で「盾」「腕」「体」「頭」の４箇所に装備が可能。
つまり１キャラフル装備すると、もうそのキャラは他の防具を余分に所持できないわけですよ。
防具の中には、使うと魔法の効果を発揮できるものや、特定の属性に耐性があるものも登場します。
でも、フル装備すると空きがないので「こいつと戦うときだけこっちの防具につけかえて」とか「無限魔法としてこの防具を持たせておきたい」といったことができません。いや、できなくはないけど、そのために防具枠で身に着けない箇所を作らないといけないわけです。
防御力を下げてまでそれをやりたいか、と言われると答えはノー。
さらに言えば、宝箱から防具を拾うにも、全員が防具枠を埋めていると拾えず、それが何かすら表示されません。わざわざ貴重な装備枠を空けて拾ってみた防具がショボかった時のがっかり感がハンパないです。
これだけは納得いかないシステムでした。
いきなりダメ出しから入りましたが、４人の職業を自由に選べるのは面白いと思います。
一応、どんな編成でもクリアできるとのこと。まあ、黒魔術士４人とかは間違いなく地獄を見ると思いますが。
（ちなみに内部データミスなのか仕様なのか、パラメータの１つ「かしこさ」はゲームに一切影響を与えません。魔法の威力とか成功率とかまったく関係なし。黒魔術士の取り得が・・・）
欲を言えば、キャラごとに色違いとかになるともっと良かったですね。職業でグラがまったく同じなので。
あと、意外と言うと失礼かもしれませんが、ストーリーのラストは面白いと思いました。
なんでタイトルが「ファイナルファンタジー」なのか、その意味がちゃんとラストに隠されているんですよね。それに気付いたとき「おおっ」と声を上げてしまいましたｗ
また、道中の情報集めや謎解きもなかなか面白いです。
船を手に入れてからの次の行動とか、飛空挺の在り処とか、かなり迷いましたが、ちゃんとヒントは得られるので、よく探せば見つかるものです。そういう「迷走」も、ＲＰＧ探索の醍醐味と言えるかもしれません。
ゲーム内の物価については、かなり高額な印象がありますが、ぼくのように「新しい町で手に入るものは全部買ってから進む」というプレイをしなければ（随時お金が貯まったら買い換えるなどにすれば）、まあこんなもんかな、という印象です。
ミスリルソード３本買い揃えるのに５時間くらい金貯めしたｗ
ただ、中盤から後半にかけてはお金があまり気味になるため、プレイスタイルとしては「貯まったらその都度買い替え」が正解かもしれません。
ただ、魔法は中盤以降、恐ろしく高額なため、パーティ編成によっては地獄の金貯めが必要かもしれません。
もう魔法がある種の「縛り」になってますねｗ
総評としては、こういう古典的なＲＰＧが好きなぼくとしては「けっこう面白かった」部類に入ると思います。黙々と金貯めするのが嫌いな人にはオススメできませんが、人気シリーズの原点として、やったことがない人は一度触ってみてもいいかもしれません。
１００点満点で採点するなら６５点というところでしょうか。
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