ゲーテ　交友録

http://goethe.jp/persons/goethewhoswho.html

ひゃあ、さすがゲーテだね、
すごい交友録。
全部は、とても読めないけど、
唯一の彼の敵は、彼のボスとも言うべき大公の愛人。
この愛人は、大公の子も２人生んでいる。
ゲーテより、２８歳も年下。

この大公、カール　アウグストは、父親が早死にしていて、
優秀な母親が摂政していたので、マザコンだったのだろう。
妻も優秀だったので、息苦しかったのかもしれない。

ウェルテルの悩みのモデルの２歳年上の友達のことも出ている。
このイェルザレムという人は、漱石の「こころ」のＫに似ている。
かちかちの性格だったらしい。

ここで、ショーペンハウエルの父親が自殺していた事を初めて知った。
ペルシャの詩人、ハーフィズというのは誰だろう？

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%BA

これが　ハーフィズのウィキだけど、作品紹介は無いから、
これじゃ、何も分からないね。

ゲーテには５人の子供が生まれたが、２人目以降は夭逝してしまい、
一人息子になってしまった。彼は、ゲーテが８３歳で死ぬ２年前に死んでしまう。

孫は、３人。男の子達は２人共、６０代まで生きたが、子供は残さなかった。
女の子は、１７歳で夭逝。
この次男の書いた文章は泣かせる。
偉大過ぎた祖父の影に歩まされ、
自分自身でいられた事が無かった人生だった。　

彼を夢中にさせた、シャルロッテ　ブッフは、１６人兄弟の２番目だったが、
シャルロッテ自身も子沢山であり、結婚後も、子供ともども交流があった。
別の人妻、シャルロッテ　フォン　シュタインは、７人の子供を１１年間に生んだ後、
ゲーテと知り合う。そして、１１歳の息子の家庭教師を３４歳のゲーテに頼む。
彼女は宮廷勤めの女性だったから、ゲーテとは職場で知り合ったというケースかな？

シャルロッテ　フォン　シュタインの子供達のうち、成人したのは、男の子３人で、
娘達４人は、夭逝してしまった。

ゲーテは、妻に６３歳で死に別れる。
７２歳で、１７歳のウルリーケに惚れた時、
彼は　一応、独身だったのだな。
ゲーテには妹が一人いた。
本当は、もっと兄弟がいたが、夭逝。

以前、ゲーテは　弟と母の愛を争い、勝ったと聞いたが、
この弟は夭逝した中に入ってるという事か？