commmons cchola バッハ編 電子版 Part9

♪８ 2つのヴァイオリンのための協奏曲　ニ短調 BWV1043~ヴィヴァ―チェ

これは、２つのヴァイオリンの対比とオーケストラとの対比になっていて、まず
２つのヴァイオリン同士の絡み合いがすごい。
メロディ楽器同士、２つの線が互いを乗り越えたり下に潜ったり、縦横無尽。
メロディ同士がぶつかり合いながらも調和していく。
ステレオで聴く醍醐味があり、実際の演奏を見られれば、さらに面白いかも。
バッハはヴィヴァルディの協奏曲からも学んでいるけど、ヴィヴァルディはシンプルで、「四季」なんかほとんどアルペジオのような、和音の分解みたいな発想。
バッハのこの協奏曲では、２つのヴァイオリンが、対位法的に絡み合いながら複雑な綾を成していく。
同時にイタリア的な音楽のきらびやかさ、コンチェルトの快活さ、奔放さもある。２つのヴァイオリンによるソロの絡みが、対位法の真髄のよう。

この曲は絶対に聴いてみたいです。
って言うか、たまきはこれをピアノとヴォーカルでやってみたいな。
自分でピアノ弾いて、歌をダビングしてから、それにハーモニーの歌を必ず入れてるんだけど、
この曲を聴いて参考にしたい。