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2015年11月28日14:43

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全世帯って大変

郵便ではありませんが配達の仕事をしている者として、全世帯一斉の書留とは、想像を絶する、気の遠くなる作業だと思います。

なんとなれば住宅街の場合で、投函するだけで良いなら1件30秒。
自転車やバイクを降りて歩かないとポストに到達できない場合でも、30秒〜1分もあれば大抵は。

しかし大きさの関係等で投函できない場合、インターホンを押して直接手渡し。上記の所要時間に、+30秒〜1分。
ご不在であれば、不在票です。
インターホンを押して30秒待って、再度押して10秒。しかるのち不在票にお届け先住所、受取人様名、配達番号、差出人様名、日時と配達できなかった理由、配達人名…お客様名を間違えちゃったら書き直し。キーッ。上記の所要時間に、+3分〜5分。
この作業、雨の日は困難をきわめるので、投函できない可能性が高いと思う分は、出発前に書いておいたりします。

(ご丁寧に「ポストに入らない場合確実に手渡し願います」と梱包に表示されていたりもしますが、その必要があるなら宅配便や書留を利用すべきであって、ポスト投函の料金で手渡し配達を要求するのは、…まぁ閑話休題)

この作業が、全世帯ですよ。
平日昼間など、行く先々でご不在となると、1時間に12〜20件。
単純計算で、5〜8時間かけて100件。ポスト投函ならノンビリやって60〜90分で終わる数です。
100件が多いか少ないかと言ったら、小学校の3クラス分? 10室×5階建ての団地2棟分?
とても地域全部を網羅するにはほど遠いし、上記の所要時間は住宅街の場合で、山間部など家同士が近接していない地域なら当然もっと時間がかかるでしょう。
ちょっと、ゾッとするほど壮絶な作業量だと思います。
配達員も一日中マイナンバーだけに掛かり切りにもなれないし、局内だって極力早期に片付けないと年賀状の季節ですよ。喪中ハガキはすでに飛び交っていますよ。

それでも、ご不在は仕方ありません。
だけど明らかにテレビの音がする、水仕事の音や人が動く気配がする。いない振りでもするならまだしも(?)、堂々と出てこない。
それでも出てくる意志がないと見れば「ご不在でした」として処理するしかありません。

郵便配達の方、夜7時とか、真っ暗になってもまだ仕事してます。
秋の日はつるべ落としで、4時半すぎるとキツくなってきます。宛名が読めない。表札も読めない。アパートの集合ポストの部屋番号も読めない。街灯がつけば影が濃くなって、見えない角度のものはトコトン見えない。
その状況で、8ポイント、6ポイントの活字を判読しなきゃならない。最近の配達物はなんであんなに宛名が小さいんだ。
しかしさすがは郵便屋さん、ヘルメットに洞窟探検みたいなライトが装備されていますね。あれ欲しい。

一度で配達を完了できるのが、もちろん一番ラクなのです。
配達員も、内勤の人も。そしてお客様も。
不在票記入→保管→連絡→配達物捜索→コース組み→再配達、が、受け取っていただけるまで繰り返されるだけなので。

桁外れの配達数だからこそ、その中にはなかなか受け取れない方もいて、その事情もまた千差万別なのはよくわかります。私もまた一利用者の立場にもなりますので。
だけど「やる気あるの?」「郵便局の勝手な都合」は頂けません。
だって郵便局から「受け取る気あるの?」「お客様の勝手な都合」って言われたら、頭来るでしょ。
現行の方法で受け取れている方も多数いるのですから、せめて「お互いの都合が合わない」とかね。
一定期間経ってもどうしても残ってしまった分は、また新たに対応が決められるのではないかと思います。

マイナンバー 再配達にも不満噴出
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=3732031
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