mixiユーザー(id:14070686)

2015年11月25日19:51

277 view

名作だと信じている

レトロゲーをクリアしてみようのコーナー。

今回プレイしたのは、パソコンのゲーム「ぱすてるチャイム 〜恋のスキルアップ〜」です。
アリスソフトから発売された18禁ゲームで、シリーズ化されていますね。
(個人的には「3」はシリーズとは言いたくないですがw)
ぼくがパソコンのゲームというものをやり始めて最初期に買ったソフトなので、思い出補正も非常に強いですね。

「ストーリーについて」
舞台は剣と魔法とモンスターの異世界ファンタジーで、主人公は冒険者を目指す学生。
劣等生の主人公は、突如モンスターに襲われるトラブルからヒロインを守りきれず、努力してこなかった自分を猛省。卒業まで一年という期間で、本気のスキルアップを目指す。しかし影では学園を巻き込んだ陰謀もあり・・・
というストーリー。
展開は「バトル少年マンガ」という印象で、王道ですが大好きです。
屈辱をバネに立ち上がり、やがて自分を見下していたライバルを見返し、さらに(展開によっては)世界を救う、という流れ。熱いですね。
主人公は熱血キャラというわけじゃなく、心を入れ替えてスキルアップを目指しているのでどっちかというと真面目系で個性がありませんが、ゲームの趣旨としてプレイヤーの分身なので、むしろ感情移入しやすくていいと思います。

「システムについて」
当時は特に何も思いませんでしたが、これ、ダンジョンRPGなんですよね。どうやらこの頃からぼくにはダンジョンRPGの適正があったのかもしれないw
月〜金までは授業を受けて能力値を上昇させ、土曜日に学園のダンジョンに潜って冒険するという流れの繰り返しで、ダンジョンはランダム自動生成。
基本的には主人公、ヒロイン、ランサー(お金でレンタルする魔力兵士)の三人パーティ。ヒロインは4人いて、この世界を代表する職業である戦士、スカウト(盗賊+アーチャー)、神術師、魔法使いのいずれかを目指しています。主人公はどの職業を目指すこともできるので、ヒロインをカバーするように育て、さらにランサーで補助するというのが鉄板編成。
ランサーもいずれかの職業なので、4つのうち3つの職業をパーティに組み込むわけですが、これがミソ。どの職業も大事なので、パーティにいない職業の負担をどうするか、プレイヤーは考えるわけです。
不足する仕事を主人公に兼任させるのか、アイテムを買って補助するのか、あるいはナシで切り抜けるのか。このバランスこそ本ゲームの最大の面白さと言えるかもしれません。

「育成について」
このゲーム、育てるのは主人公のみです。ヒロインやランサーのパラメータや装備は操作できず、レベルも常に主人公と同じ。
しかしこれが面白い。上述したように、主人公を何の職業に就かせるのか。前衛か後衛か。技や呪文は何を覚えるのか。装備は。このあたりがすべてプレイングによって操作できるので、かなり自由度が高いです。
また、複数の職業スキルを並行して覚えることもできるので、特定の職業に拘らずに必要なスキルを選択していけるのも楽しいですね。

「操作性について」
おそらくこのゲームをプレイしながら途中で投げてしまった人は、これが問題の1つだったのではないでしょうか。
ダンジョンRPGというゲームを、マウスでプレイすることの困難さを教えてくれるゲームということです。
ぼくは初めてプレイしていたときはキーボードのテンキーで遊んでいたんですが、やはりマウスで遊びなれている人からすると、わざわざキーボードを使うということすら億劫に思うことでしょう。
ちなみに今回ぼくは、フリーソフトでゲームパッドをキーボードに対応させてパッドで遊びました。

「難度について」
投げ出してしまいそうな第二の関門がこちら。
戦闘バランス自体もけっこう難しくて、特に売店の品揃えが悪い一週目のプレイはかなりしんどいです。
ただ、ダンジョンRPGといってもウィザードリィのような激ムズゲーとは違うので、初プレイでもクリアまでたどり着けるようになっていると思います。そういう意味では「歯ごたえのあるゲーム」と言えるかもしれません。
問題となるのは、ヒロイン攻略のフラグ立て。
だいたい狙ったヒロインを土曜日のダンジョン実習に誘い続けていれば何とかなるんですが、4人のうち2人は、イベントをしっかりこなさないとフラグを折りやすく、それ一つのミスでエンディングが見られないというもの。
当時、パソコンゲームは攻略難度の高いゲームがちらほら存在しましたが、一周するのに6〜8時間かかるゲームでこれは、かなり心が挫ける難度な気がします。

「グラフィックについて」
フラグ立ての難しさ、操作性の悪さを乗り越えるためにも、このゲームの絵はかなりポイントが高いと思います。
そこは老舗ブランドのアリスソフト、我々の萌えポイントを裏切らないですね。素晴らしい。
あえて言うことがあるとすれば、ランサーのデザインがなんだかよく分からない形をしているということくらいでしょうかw

まあそんなわけで、十数年ぶりに引っ張り出してきて、5周もプレイしてしまいました。暇ですねぼくも。
でも面白いんだから仕方ない。1周ごとにプレイ内容をまとめて攻略日記みたいにして。
実は「ぱすチャ2」のPSP版(もちろん全年齢版)も入手しているので、そのうちプレイするかもしれません。
「3」? そんなのあったっけ?
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する