今日は出張で、大阪府堺市の大阪府立大学と羽曳野市の環境農林水産総合研究所を見学してきました。
左は、府大の植物工場の内部で、赤色LED照明の中多段式のベッドでレタスが栽培されています。
最大一日5000株のレタスが出荷可能…なんですが、建設に8億円・年間の電気代が8千万円かかります。一応、数年でペイできることになっているんですが、レタスの高値(一つ200円以上)での契約出荷でないと引き合いませんねえ。
他の野菜も植物工場で生産可能ではあるんですが、トマトでいけば1kgで2000円以上のお値段になるそうな…夏場のイチゴなら可能なのかもしれません。
羽曳野市の環境農林水産総合研究所に移動。他所の県で言えば、「農業試験場」のことです(水産その他と組織統合されているのです)。
中は金網に見えますが、静電気を流すことで病原菌の胞子やコナジラミを吸着して内部に侵入させないようにするもの。触っても全然気づきません。
右の棒みたいなものは、同じ原理を用いた静電気スイーパー。
まだまだ試作品なのですが、葉を撫でることでコナジラミを吸着するものなんだとか。
この他にも、八尾若ごぼう・守口大根・貝塚早生(たまねぎの古典品種)といった伝統野菜の圃場も見学しました。
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