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2015年11月21日14:36

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【旅行】ハワイ②～キラウエア＆マウナケア～

＜2日目＞

本日はオプショナルツアーの日。
お迎えのバスまで時間があったので、ホテルで朝食。
ガラス戸のないオープンな空間で、ビュッフェ。
皿を置いてさらに取りに行こうとすると、お店の人に止められました。
「鳥が寄ってくるので、１人は席に残ってください」
本当に、小鳥達が間近まで寄ってきます。
可愛い鳥だけど、数が多い。しかも、人間を過度に恐れる事無く、貪欲な狙いっぷり。
ヒッチコックの映画のような状態(笑)
鳥を追い払う手が、虫を払うのと同じで、害虫か！と思いました

各ホテルでツアー客をピックアップしていくのですが、１つ、ロビーからの風景がまるで絵葉書のように綺麗なホテルがありました。
青く澄んだ海、青空、ヤシの木、白い砂浜。
ホテルの屋根や壁が逆光で縁どられてキャンバスのようになっていて。
うわー綺麗だなあ！南国だなあ！

海岸線を走っていると、ところどころ、溶岩の流れた後の黒い岩の大地がありました。
溶岩台地の中でも、数千年経過した場所には産毛のような草が生えているのですが、数百年くらいだとまだ何も生えておらず、不毛の大地となっており、時の流れを感じました

ツアーはハワイ島を時計回りに、まずはレインボーフォールへ。
滝自体はたいしたことないのですが、本当に虹がかかっていました。
これ、虹がない時ってあるのかしら？？
虹が近くて、背景の緑とあいまって、素敵な景色でした。

有名なショートブレッドのお店に立ち寄り。
コナコーヒーの試飲。
ショートブレッドは柔らかくホロホロしていて、ご年配の方でも食べやすそうなので、母の習い事の手土産用に購入。
コーヒーは、舌が肥えていないので、他の豆とどう違うのかあまりわからず(笑)
私、ミルク入れちゃうしね。酸っぱくなければ何でも・・・

昼食のお店には庭園があって、珍しい南国の木々を見て楽しむ。

お次は溶岩洞窟。
雨が降ると、長靴が必要。立ち入り禁止もあるそうな。
先週は天気が悪く、歩けなかったそうです。
我々、なんてラッキー

パワースポットらしいですよ。
火山活動が活発なせいで火口の近くまで行けなくなり、そのかわりにできた観光地だそうで、非常に短い距離で、たいした事はなかったです(笑)←失礼

次にキラウエア火山へ。
ここも雨が降ると駐車場が膝上まで浸水するらしく、バスから降りられない事もあるそうです。
今日はよく晴れていて、普段は見えないお隣のマウナロア山頂までくっきり見えております。
マウナロアは横に広く大きくて、高度感が全くない優しい山容をしております。

キラウエア火山は、広い大地に、ぽっこり穴が開いておりました。
平原に穴という感じが、火山というよりクレーターのよう。
しかし、急に落ち込んだ穴の中から、もくもくと白い煙が上がっております。
夜になれば、熱せられた岩が赤く見えるらしいのですが、眩しい太陽光のもとでは黒い岩にしか見えず。残念。溶岩見たかったな・・・。
ビジターセンター内にあるトリックアートが素晴らしかったです

次に、マウナケアへ向かいます。
天気が崩れ、どしゃ降りで濃霧の中を、車は進みます。
星空見たいのにこの天気じゃ

と思ったら、雨雲の上に出たのか、なんだか晴れてきた

いやっほう♪
山頂が4205ｍなので、高度順応のためもあり、標高2800ｍのオニヅカビジターセンターで幕の内弁当の夕食。
風があって、結構寒い。
防寒着の貸出はあるのですが、ここではまだ配られていないので、持参の防寒着を着込む。
長袖だけじゃなく、ライトダウンを持ってきておいて良かった。
天気のいい中、山の上、お弁当とインスタントの豆腐のお味噌汁。
山好き人間としては、わくわくするシチュエーションでございまして。
なんだかテンション上がってきた

ここには、ヒマラヤとハワイにしかない銀剣草という珍しい植物があるそうで、見てきました。
シルバーソードなんて、カッコイイじゃない？
銀色の尖った葉っぱ群を発見。
確かに葉っぱの一枚一枚は剣っぽいけど・・・どうせなら一本それらしく突き出している方がいいなあ。
勝手に妄想して、勝手にがっかりする(笑)

さて、ここからデコボコ道を山頂まで参ります。
オーストラリアのサンドバギーを思い出すような揺られっぷりに、つい笑ってしまう。
途中、舗装道路に出ました。
こんな山頂付近で舗装？？なんだか変な感じ。
観測する人達が冬にも上れるよう、雪が凍る場所のみ舗装したのだそうです。
そうしないとタイヤがパンクしちゃうんですって。
冬は雪が降り、６月くらいまで雪が残るそうです。その間、ツアーは山頂まで行けないそうで。
知らなかった・・・行ける時期で良かったわ。
ハワイ島はそんな訳で、同じ季節に、山でスキー、海で水泳ができるという・・・なんかすごい(笑)

そして、見えてきました！すばる望遠鏡他いろいろ。
雲海と夕焼け。
いやっほう♪
モッコモコの防寒着を着ていても、靴の隙間から冷気が沁みこみ、手が凍えてくるほどの寒さですが、テンションが上がっていますので、それほど気にならず。
夕日が沈むのを見送った後、山の反対側に向かいますと、空に、綺麗なピンクと青の層ができておりました。これ、地球の影なんですって。
日没後２０分しか見られず、雲が上がりすぎていても見えないそうで。
見れてラッキー♪
でも、私、これ見た事ある気がする・・・日本アルプスのどっかの山で。
そうか～地球の影だったのかあ。

完全な日没まで時間があり、ガイドさんが面白写真を撮ってくれました。
ちょうど人影がシルエットのように映る時間帯でもあり。
マリオジャンプして空に浮いている風な写真を撮ったり。
あんまり素敵すぎて笑い転げてしまった(笑)
酸素薄いから苦しくなったりしないかしら、とは後で思いましたが、この時は面白さが勝って、全く何ともありませんでした。
誰かが高山病になってしまうと長居できないので、ツアー客全員が元気でいられて、本当に良かったです。

今日は天気が良く、かつ雲海があったため、珍しいもの（？）が見れました。
キラウエア火口の溶岩の赤い光が雲を照らし、透過して、雲海の一部が赤く見えているんです。
雲海を赤く染める光・・・すごいんだなあと感心いたしました。

日没後、下山。
2800ｍ付近で車を止め、スターゲイジング。
高性能な望遠鏡で月のクレーターを見たり、星の色を見たり、空気で揺らぐ星のまたたきを見たり、レーザーポインターで星座や星の解説をしてもらったり。
聖闘士星矢とか北斗の拳の星座話がとても面白かったです(笑)
すっごく寒くて、オーロラを待ってるフィンランドの気分になったけれど、すごく楽しかったです。
ここでは、１０分に１回流れ星が見られるらしく、実際、解説の最中３回星が流れたらしいですが、私は見られず。
見ている方向が違っていたり、首が痛くて下を向いてほぐしていたり。むむむ・・・タイミング悪し。

その後、ホテルまで送ってもらいました。
ホテル到着が夜１１時。
ハワイ島は広く、西側だけとはいえ各ホテルを回るのに２時間くらいかかるので、最南端の我々のホテル到着は必然的にそうなります。
いやはや、地理まで考えてホテル取らなかったからなあ。
ガイドさんも我々もお疲れ様でした