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2015年11月17日23:00

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東福寺散策

15日の日曜日、東福寺へ行って来た。

2008年2月下旬の日記でも述べたとおり、30年前の2月、元カノとの最後のデート場所になるはずだったが、「もう(友達の)○○子と行った。(だから行きたくない)」とほざいたので、先月国宝に指定された石清水八幡宮へ変更となった。

それ以降も、通ってた最初の大学沿線で、車窓から屋根はよく見えてたにも関わらず、また「水戸黄門」や旅番組でしばしば取り上げられていたけれども、全く訪れた事はなかった。

紅葉がきれいな事で有名だし、あんだけ車窓から眺めていたんだから行ってみよう、と思って訪ねたのが今回の趣旨であった。

JR、京阪の東福寺駅から歩いて15分くらいだろうか?近くに感じるが結構歩く。
小さな川に架かる屋根付きの橋・臥雲橋からお寺側を眺める紅葉はまさに今が旬、と言いたいが、やや終わり掛けのようだった。
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その橋を通り抜けると、それほど大きくはない門が左手に見え、ここから境内に入る。すごくデカイお寺だ!
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まずは、通天橋というこれまた屋根付きの木造の橋を歩きながら、さっき通って来た臥雲橋側の紅葉を見つめるのだが、ここが京都を代表する紅葉名所だとか。
また、この橋の途中からも、たもとのほうからも川の近くまで降りて行けるので、近くで紅葉を観賞する事も出来る。
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橋渡り切って奥にある開山堂でしばし休憩の後、さっき橋の上から眺めてた紅葉を楽しみながら、元来た場所へ戻った。

本堂は昭和初期の再建だが、3体の荘厳なお顔をした仏さん3体と天井にはデカイ龍の墨絵が描かれている。

その前の三門は東大寺の南大門にも似てなくもないが、あちらは質実剛健だが、コチラのほうはキチンと天井があり、様式もやや凝っている。国宝。
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境内は茶店が設置されるほど広く、見所もたくさんある。外国人観光客はもちろん、着物姿のカップルや若者グループなどでごった替えしていた。

2つの庭園も拝観したが、オレは庭のほうには疎く、苔むして木々のある庭園はともかく、昭和の時代に設営された新しい庭はどれも前衛芸術のようだ。

午後1時半より5時頃まで、東福寺の境内をゆっくりと散策&堪能した。それでも、まだ見ていない所もあるから、このお寺のデカさを感じられる!

ソレにしても、仮にこのお寺が最後のデート場所だったとしても、あの日は寒風吹きすさむ冬の季節で、臥雲橋や通天橋から見える木々もおそらく枝だけだっただろうから、風景はそれほど美しくなかっただろうし、またあの広い境内や仏さんの目の前や庭園で、”別れる””別れない””また会いたい””いや、故郷で新たに彼氏作りたい”・・・等と押し問答するには似つかわしくないように思われる。

まぁ、あの元カノがそう感じて、東福寺を最後のデート場所にしたくないと言う位聡明だったとは思えないが。

冒頭で東福寺は初めて訪れたと述べたが、それどころか、5年間の大学在学期間中に、京都市内の寺社仏閣に散策で訪れた事は殆どなかった。
多くの辛く悲しい出来事に直面し、心の中は悲しい思いで学生生活を送っていたので、京都市内の寺社仏閣を散策する余裕などほとんどなかった。

今も、太陽が燦々と照りつけるような明るく爽やかな気持ちであるとは言い難いが、それでもあの時期よりは数倍もマシ。
こうして、今まで訪れる事のなかった東福寺へ、あらためて足向ける事が出来たのはよかったと思う。
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