mixiユーザー(id:4034928)

2015年11月08日11:27

252 view

アクティブラーニング

最近やたらと聞きます。(本当の意味は理解していません。)

先日の研究授業でも自分なりに取り入れてみた。ICT機器を使った授業です。数学で使用するとなるとポイントを良く絞っておかないと大抵失敗します。(中途半端に終わる。)2人一台でwindowsタブレット機上の数学ツールを使ってもらいます。(PCの使い方も良く知らない生徒が多かったのではじめは苦労が一杯です。)

今回は、授業にゲーム的な要素を入れていました。生徒がツールを使いこなせるとは思えません。事前にスクリプトでボタン化しておきます。

あらかじめ問題を仕込んでおきます。PCからプロジェクターでスクリーンを右側に、左側には、白いマグネットの板にグラフと式・解を書いた板を貼っておきます。

行う作業を明確にしておきます。あらかじめ作ったプリントの空欄を埋める形にはしますが、基本は指名して、PCを操作してスクリーンに映った解答を本人に解説してもらいます。

他の生徒がスクリーンに映し出された結果を見ていろんな意見を出してきます。

論理的思考に欠ける生徒でも操作はできます。むしろ何も考えていない生徒の方が素直に従ってくれます。

最後は、レゴではありませんが、あらかじめ用意した式と回答のマグネットの付いた板を黒板に問題毎にあてはめてもらいます。他の生徒から、いろいろ惑わせる意見が出てきます。本人は真剣に考えます。

やっているうちにいくつかパターンがある事に気が付いてほしいのです。慣れれば簡単。ゲームで敵キャラクターをやっつけながらクリアする感覚やパズルを攻略する感覚に似ています。

今回の目標は、パターンの認識と選別。それだけです。

<収穫>
あらかじめ作っておいた解答にミスがあった事に気が付いてくれました。『それイコールがついてないよ。』あれっ?ちゃんと話を聞いてくれてる。何回もシミュレーションしました。繰り返す事によって頭にインプットされたようです。

50分という短時間でしたが、最後の表のまとめの時間も10分程取れました。今回はチョークは一切使用しませんでした。(一部マーカーペン使用)

生徒が主役で動いてくれたので、私自身が解説する必要はほとんどありませんでした。

机間巡視の時間が十分取れるので、生徒がどれだけ理解しているのか確認もできます。(後日、板書を使った授業では、いろいろと躓いてくれましたが、、今回の授業がそれなりに理解へと役立ったようです。他のクラスよりは理解が早い。)

<大変だった事>
準備が半端なく大変です。今回は一人で立案してすべて一人でツールのスクリプト。グラフ上の点を動かすための陰関数の設定などする事は一杯あります。そもそもこのツールの研修など受けた事が全く無い。全て独学です。(部活の主顧問では研修などいっている暇は皆無)3年目研6年目研など受けたベテランさん達と違って、研修など始めの時しか受けていません。全て自己流です。正直どんな評価だったのか良く判りません。
機材が多いと大変です。教室間を最低でも3往復しないと機材を運べません。誰も手伝いませんので、一人で汗かきながら(発表当日も)準備します。(休日・祭日返上です。おまけに部活もある。)

SDカードなどの記憶媒体が使えません。ルーター使って、共有化データを使用するなどしますが、、10台端末があると一台一台設定をする必要があります。結構大変。

ビデオに授業を取って問題点の洗い出しもしておきました。自分の授業を客観的に見るという事は勉強になります。

<結果的に。>
真剣に考えて考え抜くと、最終的には良いアイディアが閃きます。初めはどうなる事やらと思っていましたが、期限を切って集中すると、新しい発見に出会うことができます。マンネリ化しがちな授業です。今回の研究授業の収穫は結構多かったです。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する