秋は、取引先のIT企業の「フェア」や「展示会」が頻繁にある。
先週金曜日は東京・お台場のグランパシフィックLE・DAIBAで
東芝のフェアがあったので行ってみた。
展示会はともかく、今回の目玉は為末大の基調講演会。
人の入れ替わりの激しいスポーツの世界、皆さんは為末を覚えて
いるだろうか。彼は陸上の短距離選手であった。
話の中で面白かったことを3つ紹介。
1.オリンピックに出場すると、これまで疎遠だった親戚や友人が
急に親しげに近寄ってくる。
なるほどな、アイドルとかもそうなのかなぁ。
人間って、勢いのある人に近寄っていく傾向があるよなー。
2.陸上400mハードルのハードルの数は、10個。
私も陸上部所属だったことがあるけれど、知らなかった・・・
3.人は自分で限界をつくってしまう。
例えば、1マイル4分の壁は、人間には破れないと言われていて、
実際に数十年も4分を切る記録は出なかった。
ところが、ある選手が3分58秒で走って、壁を破った。
そうしたらなんと、その後のたった1年で、実に23人もの人が
更に記録を更新していったのだという。
これは、統計的にも証明されている事実なのだそうだ。
ずっと破られなかった記録が、ある時点で限界(と言われていた線)
を超えると、一気に次のステップに進むのだって。
人間生活全般に応用できそうな話だなーと思った。
話が逸れるけれど、こういう「講演会慣れしている人」っていうのは、
起承転結のはっきりした話を、流暢に聞かせてくれる。
対するに我が職場で聞かされる話の下手な”訓話”はどうなのだろう?
もう少し何とかならないものだろうか。
経験値って大切だよな、と思った。
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